Project/Area Number |
22K10081
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
益崎 与泰 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (80588103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 正宏 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (00294570)
石井 正和 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (00456683)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | インプラント / 人工骨 / 歯肉 / 人工粘膜 |
Outline of Research at the Start |
インプラント治療において歯肉移植を行う場合,主に口蓋から移植片を採取するため,採取量の制限や,採取部位への侵襲による疼痛が問題となる.本研究では移植可能な強度を有するメンブレン上で細胞培養等を行うことで人工歯肉を製作可能か検討する.また人工骨と併用することで骨再生および歯肉再生が可能か検証を行うものである.
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Outline of Annual Research Achievements |
インプラント治療は欠損治療対する治療法として確立しており適応範囲は拡大しているが,局所的問題として骨量不足や角化粘膜不足があげられる.骨量不足に対しては自家骨を始め、近年では炭酸アパタイトなどの人工骨を用いた骨造成により一定の効果を示している.骨造成や通常のインプラント埋入手術を行う際に生じる歯肉の不足に対しては,減張切開による粘膜伸展を行うことで創部の被覆を行うことがあるが口腔前庭が狭くなりやすく,通常の埋入手術においても不動粘膜がある方がよいと言われているため,あらかじめ角化歯肉移植を行い,手術のための環境を整えなければならない.環境を整えない,または粘膜移動による環境の変化はその後の補綴治療やメインテナンスに支障をきたす場合がある.歯肉移植を行う場合,現状では主に口蓋から移植片を採取するため,採取量の制限や,採取部位への侵襲による疼痛,手術時の血管損傷などのリスクが問題となる.本研究ではより効果的に組織再生を行うため,移植可能な強度を有するメンブレン上で上皮および結合組織を層状培養し,歯肉不足部位に直接移植可能な人工歯肉を製作可能か検討する.また骨組織や軟組織再生の効果があるとされるスタチンや歯肉由来間葉系幹細胞を用いることで再生速度や成熟度が加速するか検討を行う.最後に人工的に骨欠損部を作製後,人工骨として有用であることが臨床で示されている炭酸アパタイトと人工メンブレンを用いることで骨再生および歯肉再生が可能か検証を行うものである.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
細胞シートを用いた実験を行っているが、細胞シート用のディッシュでの生育が悪いため、違う方法での培養を試みるところである。人工骨上には細胞が接着することは確認できたため、今後スキャフォールドとなる材料の模索を進めていくところである.
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Strategy for Future Research Activity |
別の培養法を探しており、候補となる方法が見つかったため、各種材料の上で細胞培養可能か、層状に培養可能か現在試みようとしているところである。上皮の層状化だけでなく結合組織でも同様の培養可能か検討を行うとともに、薬剤を併用することで成長の状況がどのように変化するか検討を行っていきたいと考えている。
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