口腔領域慢性痛に苦慮する患者に特化した心理社会的介入の内容と在り方についての探索
Project/Area Number |
22K10160
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
中野 有美 南山大学, 人文学部, 教授 (60423860)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳倉 達也 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (20378136)
木村 宏之 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (50378030)
伊藤 幹子 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (50469003)
佐藤 曾士 (朴曾士) 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (50587566)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 口腔内灼熱症候群 / 心理的介入までの障壁 / 認知行動療法 / マインドフルネス / BMS / 治療環境 |
Outline of Research at the Start |
歯科口腔領域における原因不明の慢性痛の一つに口腔内灼熱症候群(Burning Mouth Syndrome:BMS)がある。慢性痛に関する研究は腰痛を中心に近年目覚ましい発展を遂げ、疾患の輪郭が明らかになりつつある。慢性痛は、感情や記憶が痛み症状に関与していることから心理社会的介入が期待されている。しかし、口腔内の慢性痛に関しての心理社会的介入は、腰痛のそれに比べて開発が格段に出遅れている。本研究では、BMSに特化した心理社会的介入を開発しその治療効果の可能性について確認するとともに、BMSの患者が安心して心理社会的介入を選択できるような体制作りに貢献することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
歯科口腔領域における原因不明の慢性痛の一つに口腔内灼熱症候群(Burning Mouth Syndrome:BMS)がある。慢性痛に関する研究は腰痛を中心に近年目覚ましい発展を遂げ、感情や記憶が痛み症状に関与していることが明らかになってきていることから心理社会的介入が期待されている。しかし、口腔内の慢性痛に関してのメカニズムや治療に関する研究、特に心理社会的介入については腰痛のそれに比べて開発が格段に出遅れている。さらには、臨床現場では、患者側にBMSの症状に心理的な側面が関与していることを認めることが大きな抵抗になっているケースをしばしば認める。そこで、本研究では、BMSの患者が安心して心理社会的介入を選択できるような体制を探求するとともに、BMSに特化した心理社会的介入を開発しその治療効果の可能性について確認することを目的としている。初年度である2022年度には、愛知学院歯学部付属病院リエゾン歯科医療外来に通院しているBMSの患者に自記式アンケートを実施し、2023年3月現在、35ケース収集した。内容は次のとおりである。①口腔内の痛みの強さ、性状、②抑うつ状態・不安状態の確認、③ 痛みに対する考えや感情、④痛みに対して心理的支援を受けることへの躊躇とその理由、⑤日常生活の中で、口腔部における痛み症状と関連した生活上の困り事、あるいは、その痛み症状が増強した具体的な状況。アンケートへの協力を得られた患者の中で同意が得られた者については、生活のしにくさについてさらに詳しくインタビューを追加している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アンケート実施の補助員を雇い、研究分担者の協力の下、アンケートに協力いただける患者をリクルートしている。一方でアンケート実施補助員を雇い、アンケートに協力する意向を示した患者がアンケートを完成するまでを補助してもらっている。
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Strategy for Future Research Activity |
50ケースのアンケートが集まったところで、一度データを解析し、データ収集の継続について検討する予定である。患者らが痛みをどのように捉え生活のしにくさを感じているか、そして、心理的介入にどのような抵抗を感じているかなどの解析結果を踏まえ、患者に心理的介入を進める際に重視すべき点について研究分担者と議論し、心理的介入に誘いやすい環境整備に努めていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)