Project/Area Number |
22K10174
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
加美 由紀子 九州大学, 歯学研究院, 助教 (60552023)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川野 真太郎 九州大学, 歯学研究院, 教授 (00398067)
筑井 徹 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (10295090)
吉浦 一紀 九州大学, 歯学研究院, 教授 (20210643)
藤井 慎介 九州大学, 歯学研究院, 講師 (60452786)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | MRI / compressed sensing / 口腔癌 / 舌癌 / oral cancer |
Outline of Research at the Start |
近年登場したMRI の新しい高速撮像法であるCompressed Sensing (CS) は、高時間分解能および高空間分解能を有する。本研究では、腫瘍の深達度 (depth of invasion:DOI)計測の基準となり得る画像検査法を確立するため、CS の特性に注目し、造影剤の腫瘍と周囲炎症への到達時間の差を利用して、腫瘍実質のみを三次元的に正確に描出する。得られた画像は、拡散強調画像 (Diffusion weighted image:DWI) の新しい手法であるCS併用DWI (CS DWI) や三次元超音波画像、病理組織と比較し検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、腫瘍の深達度 (depth of invasion:DOI) 計測の基準となり得る画像検査法を確立するため、MRIの新しい高速撮像法であるcompressed sensing (CS) の特性に注目し、造影剤の腫瘍と周囲炎症への到達時間の差を利用して、腫瘍実質のみを三次元的に正確に描出することを目的とした。得られた画像は、超音波画像や、拡散強調画像 (Diffusion weighted image:DWI) の新しい手法であるCS併用DWI (CS DWI) および病理組織と比較し検証する。 初年度はまず、CSを併用した3D T1 turbo field echo with compressed SENSE (CS-3D-T1TFE) の最適時相での取得法の検討をおこない、CS factorの決定やK0時間の確認をおこなった。また、CS-3D-T1TFEシーケンスを用いた舌癌の描出が、従来のmulti-slice spin echo (MS-SE) 用いた場合の描出と比較して問題のないことを確認したことから、CS-3D-T1TFEを用いた舌癌症例の撮像を進めた。現在、症例数の蓄積中である。また、舌癌症例に対し、術前超音波検査にて口腔内用プローブを用いた超音波画像取得を進めた。さらに、可能な症例に関しては、病変の切除直後に、切除標本に対する3Dプローブを用いた3D超音波画像取得をおこなった。こちらも現在、症例の蓄積中である。 CS DWIに関しては、現在シーケンス調整中であり、さらなる検証が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
まず、CS-3D-T1TFEシーケンスを用いた舌癌の描出が従来のMS-SEシーケンスと同等かそれ以上に良好であることを確認したことから、CS-3D-T1TFEを舌癌の臨床症例に応用し画像の取得を進めた。また、術前超音波検査にて口腔内用プローブを用いた画像取得を進めたことに加え、可能な症例に関しては、病変の切除直後に、切除標本に対する3Dプローブを用いた3D超音波画像取得をおこなった。 CS DWIに関しては現在シーケンスの検討中であり、歪みの少ない、高空間分解能 (再構成ピクセル1 x 1 x 2mm程度)を有するDWI の取得を目標として準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
CS-3D-T1TFEシーケンスを用いた舌癌のMR画像を蓄積する。口腔内プローブを用いた舌癌の超音波画像、可能な症例に関しては切除標本に対する3Dプローブを用いた超音波3D画像の取得をおこない、それらの症例を蓄積する。 取得したそれぞれの画像の解析法(DOI計測法)、画像間のDOI比較法を検討する。 CS-3D-T1TFEシーケンスを用いたMRIのDOIと、超音波DOIの比較検討をおこなう。 CS DWIのシーケンス検討をおこなう。シーケンスが決定したら、それを用いた舌癌症例のDWIを取得を進める。 CS CE 3D-T1WIとCS DWIの単独画像およびfusion画像、超音波画像、病理組織標本のDOIを比較し評価する。
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