Project/Area Number |
22K10251
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57070:Developmental dentistry-related
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
高橋 広太郎 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (50896983)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮脇 正一 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (80295807)
丸谷 佳菜子 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (50828192)
前田 綾 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 講師 (10457666)
大賀 泰彦 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (40780002)
井戸 章雄 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30291545)
上村 修司 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 准教授 (60448561)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 睡眠時ブラキシズム / 胃食道逆流症 / グレリン / 六君子湯 / 消化管運動 / GERD / 睡眠時ブラキシズ ム |
Outline of Research at the Start |
胃食道逆流症(GERD)が睡眠時ブラキシズムの危険因子であることが示され、我々は胃酸分泌抑制剤が睡眠時ブラキシズムの発生頻度を減少させることを報告した。しかし、患者の約4割は薬剤が奏効せず、根本療法は確立されていない。一方、グレリンは消化管運動促進作用があり、グレリンの低分泌によりGERD症状を引き起こし、また、六君子湯はグレリンの分泌低下を阻害し、GERD症状を緩和させることが報告されている。本研究では、グレリンの動態と消化管運動・GERD症状および睡眠時ブラキシズムの関連を調べ、グレリンの低分泌の改善が消化管運動を改善し、GERD症状および睡眠時ブラキシズムを改善するという仮説を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
我々は胃酸分泌抑制剤が睡眠時ブラキシズムの発生頻度を減少させることを報告してきたが、一部は薬剤が奏効せず、ブラキシズムの根本療法は確立されていない。グレリンには、消化管運動促進作用があり、グレリンの低分泌による消化管運動の機能低下は、胸焼けなどの胃食道逆流症(GERD)症状を引き起こすことが報告されている。また、六君子湯は、グレリンの分泌低下を阻害し、GERD症状を緩和させることが知られている。これらのことから、グレリンの分泌低下はGERDによる睡眠時ブラキシズムを発症させ、グレリンの低分泌の改善は、GERDと睡眠時ブラキシズムの両方を改善することが推察されるが、これについてはほとんど調べられていない。そこで、グレリンの動態と消化管運動・GERD症状および睡眠時ブラキシズムの関連を調べ、グレリンの低分泌の改善が、消化管運動を改善してGERD症状および睡眠時ブラキシズムを改善するという仮説を検証することとした。 最近、グレリンがストレスと関連し、心理状態に影響している可能性があるとの報告があることから、上記について検証を行うに先立ち、GERDとブラキシズムおよび心理状態の関連性について、解析・検討を行っている。現在までに、健常な成人56名に対し、健康調査、心理検査を行い、ブラキシズムのスクリーニング検査や口腔内診査により咬耗の評価を行った。また、DC/TMDにより、咀嚼筋痛障害を評価した。また、胃食道逆流症等の消化器症状に関する調査をし、尿素呼気試験により、Helicobacter pylori感染の有無を検査した。 現在、FSSG(消化器症状に関する問診)により消化器症状の有無の2群に分類し、消化器症状の自覚は不安等の心理状態に影響する可能性が示唆された。今後、被験者数を増やすとともに、グレリンの測定を含め、GERD症状および睡眠時ブラキシズムとの関連を検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
目標の被験者数に達しておらず、また、グレリンの測定についても遅れており、十分な解析まで至っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
グレリンの測定を含め、データの採得を継続し、同時にデータの分析や解析を行っていく。
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