ROSシグナルの挙動と反応不均一性を解明し新規フラボノイドによる骨再生を目指す
Project/Area Number |
22K10294
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
辻澤 利行 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (60265006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松原 琢磨 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (00423137)
永野 健一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (60834348)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | フラボノイド / ビグナシアニジン / ノビレチン / 骨芽細胞 / 歯周病 / 骨粗しょう症 / 活性酸素種 / 骨再生医療 |
Outline of Research at the Start |
活性酸素種(ROS)シグナルが過剰に活性化すると骨再生を抑制する.しかし,組織再生の過程ではROSの生成に関わる多様な遺伝子が発現し,適切なROSシグナリング活性化が必須であり,ROSは必ずしも悪者ではない.また,骨再生が起こる場,“骨組織の種類”や骨再生をつかさどる“細胞の種”の相違を考慮した研究はほとんどない.そこで本研究では,骨再生過程におけるROSシグナルの挙動を正確にモニタリングする.さらに,われわれが新規に同定したフラボノイドの骨再生能に対する効果を同定し,ROSシグナルの適切な制御による新たな骨再生医療の確立を目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
骨量が低下し,骨が脆くなる骨粗しょう症は,転倒などで骨折しやすいことから寝たきりの大きな原因となる.そのため超高齢社会の日本では健康寿命の延伸のために骨粗しょう症の予防・治療が重要である.骨組織は骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収が絶えず行われる(リモデリング).そのため,破骨細胞による骨吸収を抑制するか,骨芽細胞による骨形成を促進することが骨粗しょう症の予防や治療の戦略となる. 過剰な活性酸素種(ROS)は生活習慣病や老化の原因であるため,“抗酸化物質”を摂取して“健康を維持する”ことがもはや“ブーム”となり,生命現象に必須のROSシグナルの役割が見落とされがちであり,実際に抗酸化物質の過剰摂取による弊害などが指摘されている.ROSシグナルが過剰に活性化すると骨再生を抑制する.しかし,組織再生の過程ではROSの生成に関わる多様な遺伝子が発現し,適切なROSシグナリング活性化が必須であり,ROSは必ずしも悪者ではない.今回,ROSの制御因子としてビグナシアニジンとノビレチンという2つのフラボノイドに着目した. 培養骨芽細胞株MC3T3-E1細胞や新生仔マウス頭蓋骨由来骨芽細胞を用いて実験を行ったところ,ビグナシアニジンとノビレチンともに骨芽細胞分化の指標であるALP活性やその他骨芽細胞分化マーカーのmRNA量を上昇させた.しかしながら,いずれのフラボノイドも細胞の増殖には影響を与えなかった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
すでにビグナシアニジンとノビレチンが骨芽細胞分化を誘導することを示せているため.
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Strategy for Future Research Activity |
フラボノイドの機能を多角的に解析していく.
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)
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[Presentation] 国家試験受験後のアンケートからみる口腔保健学科4年生の意識2022
Author(s)
園木一男, 秋房住郎, 藤井航, 辻澤利行, 中道敦子, 山口紫乃, 磯部彩香, 本田尚郁, 船原まどか, 泉繭依, 邵仁浩
Organizer
第81回 九州歯科学会総会・学術大会
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