The proposal of using nicotianamine as a novel therapeutic agent in periodontal disease
Project/Area Number |
22K10301
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
佐藤 武則 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (40638904)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜田 信城 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (20247315)
半田 慶介 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (40433429)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | ニコチアナミン / 歯周病 / 炎症性サイトカイン / 植物性食品 / 歯槽骨吸収抑制 |
Outline of Research at the Start |
歯周病を改善するためには原因となる細菌の減少と細菌感染により波及する炎症反応を抑制することが重要である。また口腔の健康は全身の健康に影響を及ぼすことから、口腔内環境をいかに健康的に維持できるかが治療の焦点となっている。本研究は穀類や豆類など広く植物性食品に含まれるニコチアナミンに着目し、安全性の高い食品由来成分による歯周病の治療薬への応用性について基礎的検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
歯周病は歯肉の炎症や歯槽骨吸収などの歯周組織の破壊を病態とする炎症性疾患で、主な原因は口腔細菌の増殖とその病原因子の活性化である。加齢に伴い歯周病の罹患率は高くなり、口腔清掃が不良な状態が継続すると歯の喪失を招く。高齢者では口腔清掃が不良になりやすく、また様々な基礎疾患を発症しやすいことから、基礎疾患に対する薬剤と併用可能かつ良好な口腔環境を維持できる歯周治療薬の開発が必要とされている。穀類や豆類、野菜類、果実類と多彩な種類の食品に含まれるニコチアナミンは、生活習慣病である高血圧の改善に有効な成分である。そこで本研究は安全性の高い食品由来成分を用いた歯周治療薬への応用性を検討する目的で、ニコチアナミンの経口摂取による抗炎症作用を想定して研究計画を立てて開始した。令和4年度ではニコチアナミンの炎症性サイトカインの発現抑制効果について検討した。チオグリコレート培地をマウス腹腔内投与して誘導したマクロファージに大腸菌の内毒素(LPS)を添加後、異なる濃度に調整したニコチアナミンを作用させた。本実験ではマクロファージ誘導後のニコチアナミンの作用時間も変えながら検討をした。そしてマクロファージよりメッセンジャーRNAを回収して逆転写反応を行い、cDNAを合成後、これを鋳型にしてリアルタイムPCR法を用いて遺伝子発現量を測定した。その結果、炎症性サイトカインの産生量がニコチアナミンの投与により減少し、ニコチアナミンによる抗炎症作用が確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
マウス腹腔マクロファージに対する炎症性サイトカイン産生量を比較したところ、作用時間に応じて遺伝子レベルでの抗炎症作用が確認できた。この結果をふまえて次年度の計画で予定している歯周病原細菌を用いた実験的歯周炎モデルによる骨吸収抑制効果の検討を開始した。
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Strategy for Future Research Activity |
実験動物に歯周病原細菌を経口感染させた後ニコチアナミンを投与し歯槽骨吸収量の抑制効果を検討する。加えて培養細胞を用いた炎症性サイトカインの発現抑制実験を継続し、炎症が抑制されるメカニズムについて検討を加えていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)