Project/Area Number |
22K10310
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
伊藤 加代子 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80401735)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 誠 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00303131)
高松 潔 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (30206875)
船山 さおり 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (30422611)
本川 佳子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (60782026)
泉 健次 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80242436)
濃野 要 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80422608)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 女性ホルモン / 唾液 / 口腔乾燥 |
Outline of Research at the Start |
女性が更年期を迎えると,口腔乾燥症や味覚障害,舌痛症などの症状が現れることがあり, 生活の質(QOL)を著しく低下させる.近年,大豆および大豆加工製品摂取によって腸内細菌で産生されるエクオールがエストロゲンレセプターに作用し,更年期症状緩和に寄与する可能性が報告されている. 本研究では,口腔乾燥症,味覚障害および舌痛症に関わる因子の探索,およびエクオール摂取による口腔症状改善の可能性を検討する.
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Outline of Annual Research Achievements |
エクオール摂取による介入研究では,口腔乾燥感や舌痛などの自覚症状および唾液分泌量をアウトカムとするが,口腔乾燥感および唾液分泌量には年内変動がある可能性がある.本研究の交絡因子を除外するためには実施時期を選定する必要がある.したがって,気温と唾液分泌量等に関する解析を実施した. 女性ホルモンの影響を排除するために健常成人男性45名(18-25歳)を対象とし,夏,秋,冬,春の4回,安静時唾液分泌量,刺激唾液分泌量,精神健康度(GHQ),不安尺度(STAI),尿比重,コルチゾール,クロモグラニンAを測定したデータを解析した.重回帰分析を行った結果,安静時唾液分泌量と関連するのは状態不安とクロモグラニンA,室温であり,安静時唾液=4.3-0.03×状態不安-0.019×クロモグラニンA-0.054×室温という式が得られた.また,刺激唾液については,室温は有意な説明因子にはならず,コルチゾールのみが有意な因子となった.このことから,可能な限り,真夏と真冬を介入研究期間に含まない方がよいことが示唆された.また精神的ストレスは精神健康度(GHQ)と不安尺度(STAI)で測定する予定であるが,前者は安静時唾液分泌量,刺激唾液分泌量のいずれとも有意な相関関係が認められなかった.一方,不安尺度は,状態不安も特性不安も安静時唾液分泌量と有意な相関が認められた.また,昨年度の解析結果から,更年期世代の口腔不定愁訴のうち,舌痛と健康関連QOL(SF-36)との関連が示唆されている.したがって,当初はGHQとSTAI使用を計画していたが,変更してSTAIとSF-36あるいはSF-8を用いることとした. 今後,交絡因子を可能な限り排除して介入研究を実施する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究計画策定時は,本研究の対象者を外来受診患者約40名と地域一般住民で口腔の愁訴を持つ者約30名と見込んでいた.しかし,通院が途絶えた患者や,来院を控えている患者が多くなり対象者の確保が困難になっている.また,交絡因子を可及的に排除するために介入期間について検討したため時間を要したため,当初の計画より遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
当初,本院外来受診患者も対象とする予定であったが,対象者の確保が困難であるため,地域一般住民を対象とした他施設共同研究の形で遂行することを検討中である.連携体制構築については,研究分担者および関連機関と調整中である.
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