Project/Area Number |
22K10314
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
唐木 純一 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (00710518)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | 口腔内灼熱症候群 / 舌痛症 / 症状評価尺度 |
Outline of Research at the Start |
口腔内灼熱症候群(burning mouth syndrome : BMS)は舌、頬粘膜、口蓋等に持続的な痛みを示す疾患で、治療方法は未だ確立されていない。症状は痛みが中心であるが、味覚障害等を訴える場合もあり、生活の質(QOL)の低下を引き起こすと言われている。 現在、BMSに対して、様々な治療法による臨床研究が行われているが、評価法が標準化されていないという問題点がある。そこで本研究では、①客観的指標(発症時間、部位)、②主観的指標(VAS法、本研究にて作成する主観的BMS評価尺度)ならびに③随伴症状(味覚障害、睡眠障害、食欲不振)の3つのドメインからなる包括的BMS評価ツールを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
現在、4年間の研究計画のうち2年目を終えたところである。 過去の文献や医療カルテ情報からのBurning mouth syndrome(BMS)の患者に対してインタビューを行っていくうちに、痛みの生じる部位ごとに異なる病態を呈しているのではないかという疑問が生じ、現在主に過去の診療録データを元にデータ入力・解析を行っているところである。50症例程度にてデータ解析を行ったところ、舌の周囲以外に痛みのあるものは、舌周囲に痛みが限局しているものと比べ、服用薬剤数が多く、舌のむくみが少ないことがわかった。これは舌周囲には歯という硬組織が存在しているため、舌のサイズと歯の局所的な要員によって痛みを生じている症例が多いこと、それに対して舌周囲に痛みが限局していない症例では全身的な影響により痛みが生じている可能性が高い可能性があると考える。本解析は本研究のテーマである主観的BMS評価尺度を作成するにあたり、非常に重要な位置づけにあると考えるため、本解析を優先的に進めていき、解析結果を主観的BMS評価尺度の作成に活かしていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度はBMS患者へのインタビューを行い、BMSの構成概念の検討及び構成項目の収集を行っていく予定の年度である。 BMSの患者に対してインタビューを行っていくうちに、痛みの生じる部位ごとに異なる病態を呈しているのではないかという疑問が生じ、現在主に過去の診療録データを元にデータ入力・解析を行っているところである。本内容は新たな研究テーマとも言えるようなものではあるが、本研究のテーマである主観的BMS評価尺度を作成するにあたり、非常に重要な位置づけにあると考える。 また、BMS患者の痛みの部位と病態との関連についてはBMSの病因解明や治療法解明に対しても非常に大きな位置づけになると考えられるため、解析を優先的に進めていき、解析結果を主観的BMS評価尺度の作成に活かしていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは昨年度に生じたBMS患者の痛みの部位と病態との関連についてのデータをまとめ、その結果をもとに本来の研究テーマである主観的BMS評価尺度の作成を進めていく。 BMS患者の痛みの部位と病態との関連についておおよそ第3四半期程度までに入力・解析と内容のまとめを行い、第4四半期に主観的BMS評価尺度の試作を行う予定である。
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