Project/Area Number |
22K10341
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
澤田 ななみ 岡山大学, 大学病院, 医員 (20866537)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 学 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40157904)
江國 大輔 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (70346443)
竹内 倫子 岡山大学, 大学病院, 講師 (50403473)
外山 直樹 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (50803152)
小山 晃英 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40711362)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 歯周病 / 口腔内細菌叢 / 遺伝子多型 / 細胞外小胞 |
Outline of Research at the Start |
近年、世界的に歯周病は増加傾向にある。歯周病は多因子疾患であり、多くのリスクの組み合わせによって進行しやすいことから、細菌要因と宿主要因の相互作用を複合的に考える必要がある。しかし、これらの相互作用が歯肉炎から歯周炎への進行にどのように関与しているかは解明されていない。そこで、本研究では追跡調査(コホート研究)により、口腔内細菌叢・遺伝子多型・miRNAを含む細胞外小胞の違いが歯周病の進行(歯肉炎から歯周炎)に影響するのかを調べる。また、疫学研究によって得られた特定の細菌叢グループに対して、培養実験で細胞応答を調べる。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、世界的に歯周病は増加傾向にある。多くの国民が罹患する歯科疾患で、全身にも悪影響を及ぼす。 歯周病は、歯肉に限局した歯肉炎からはじまり、歯周炎へと進行する。歯肉炎は可逆性で健康な状態を取り戻すことが可能であるのに対して、歯周炎は歯槽骨吸収などの組織破壊を伴う不可逆性疾患である。したがって、歯肉炎から歯周炎に進行させないことが重要である。 歯周病は多因子疾患であり、多くのリスクの組み合わせによって進行しやすく,細菌要因と宿主要因の相互作用を複合的に考える必要がある。しかし、これらの相互作用が歯肉炎から歯周炎への進行にどのように関与しているかは解明されていない。そこで、本研究の目的は、ヒトを対象とした追跡調査(コホート研究)により、口腔内細菌叢・遺伝子多型・miRNAを含む細胞外小胞の違いが、歯周病の進行(歯肉炎から歯周炎への進行)に影響するのかを調査することである。また、追跡研究によって得られた特定の細菌叢に対して、培養実験で細胞応答を調査する。 令和4年度は、ベースライン診査に向けた準備を行った。具体的には、倫理委員会への提出書類作成(質問票作成も含む)、バイオバンク登録準備、物品準備、細菌叢解析業者の選定である。対象者は岡山大学病院を定期的に受診している患者であるため、テスト患者にてデモンストレーションを行った。デモンストレーションから修正点、改善点を確認し、実際の患者で診査を行えるよう準備した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和4年度は、ベースラインの診査を開始する予定であった。しかし、ベースラインの診査に向けた準備(倫理申請、物品準備等)に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度に入り、対象者のリクルートを開始している。研究同意が得られた対象者からベースラインの診査を行っていく。
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