病院事業継続マネジメントに資する災害対応訓練計画・実施支援ツールの開発
Project/Area Number |
22K10358
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐々木 宏之 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (90625097)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | BCP / BCM / 訓練 / 災害医療 / 病院 |
Outline of Research at the Start |
病院は事業継続計画(BCP)を策定し災害時にも機能し続ける必要があるが非災害拠点病院の約8割はBCP未策定である。また事業継続マネジメント(BCM)に資する非災害拠点病院の災害対応訓練のあり方については科学的・網羅的先行研究もガイドライン・指針なども皆無である。そこで本研究では、全病院で使用可能なWEB版病院災害対応訓練計画・実施支援ツールの新規開発を目指し、1)全国の病院災害対応訓練の横断的調査、2)病院機能・病院種別の災害対応訓練計画策定に資する基本構成要素の統計学的解析、3)訓練計画・実施を支援できるweb版ツールを開発し公開、4)災害対応訓練、BCM活動状況改善の評価・確認を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、非災害拠点病院も含めた全病院で使用可能なWEB版病院災害対応訓練計画・実施支援ツールの新規開発を目指す。そのために、病院災害対応訓練を計画するための基本的要素を横断的調査によって抽出し、被災経験の有無、改善点を加味し、策定したBCP維持管理(BCM)に資する科学的知見に基づく訓練計画・実施支援ツールを開発し公開する。それによって各病院は災害時の診療機能維持に向けた平時の訓練の計画、実施に容易に着手できるようになる。令和4年度に実施した水害ハザードにさらされる日本の病院の現況について、災害拠点病院765病院中221病院(28.9%)、また非災害拠点病院7406病院中2044病院(27.6%)が洪水浸水想定区域内に存在することが判明した。また同様の手法において土砂災害ハザードエリア内に立地する災害拠点病院は765病院中19病院(2.5%)、非災害拠点病院7406病院中405病院(5.5%)あることも判明した。 これらをもとに、令和5年度は報道・文献解析を実施。浸水被害を経験したほとんどの病院が洪水浸水想定区域内に立地していた。また既存・新規設置病院別、ハザードマップ上の想定浸水深別、さらにタイムラインとして、水害に対する病院BCPに盛り込むべき項目を抽出した。これらの実践によって全ての水災を防げるわけではないが、被災する病院数、被災程度、復旧に要する時間・資金、被災住民への影響を低減し、公的支援力の更なる有効活用を目指すことができる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和4年度実施予定だった日本全国の医療機関を対象とした横断的アンケート調査、ヒアリング調査(病院災害対応訓練実施状況調査)が医療機関側の新型コロナ対応のために実施が遅れたことによって、令和5年度に実施予定だった調査結果解析及びproblem-oriented 病院災害対応訓練計画・実施支援ツール(仮称)の開発に遅れが生じている。が、上記の遅れは残りの研究期間内にて対応可能と現時点では判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は、水害に対する病院BCPに関する調査結果をもとにしたproblem-oriented 病院災害対応訓練計画・実施支援ツール(仮称)の開発に引き続き取り組む。研究最終年度に当たり、研究の最終的総括、論文化、学会発表等を行っていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Evacuation at Home Delayed the First Medical Intervention in Minamisanriku Town after the 2011 Great East Japan Earthquake2023
Author(s)
Tsuboi M, Sasaki H, Park H, Usuda Y, Hanashima M, Saito M, Takahashi S, Sakisaka K, Hibiya M, Kiyota K, Hatsugai K, Nishizawa M, Sugawara Y, Tsuji I, Egawa S
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Journal Title
Prehosp Disaster Med
Volume: May 15.
Issue: 3
Pages: 1-10
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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