Project/Area Number |
22K10396
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Hokuriku University |
Principal Investigator |
岡本 晃典 北陸大学, 薬学部, 准教授 (70437309)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 処方薬 / 地域差 / 公的統計 / オープンデータ |
Outline of Research at the Start |
政府の調査などで医療費には地域差があると指摘されており、医療費の削減だけでなく、地域差の解消も望まれている。また、糖尿病薬の処方内容と糖尿病医療費の関係性についても報告されており、処方薬の標準化や地域差の解消が医療費の削減につながる可能性がある。そこで本研究では処方内容の地域差に着目し、その地域単位での特徴を捉え、類別し、地域を分類した上で、それら地域分類における処方内容の特徴に影響する地域の要因を探索し、明らかにすることを目的とする。処方内容の地域差に影響する要因を明らかにできれば、地域差の解消に向けた方策を立てる一助になると期待している。
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Outline of Annual Research Achievements |
政府統計などから医療費の地域差は指摘されており、医療費の削減と併せて解消が望まれている。また、処方内容と医療費の関係性についても報告されている。そこで本研究では、処方内容の地域差に着目し、その地域単位での特徴を捉え、類別し、地域を分類した上で、それら地域ごとの処方内容の特徴に影響する要因を探索し、明らかにすることを目的としている。 2023年度は、二次医療圏の背景情報として人口密度やDID(Densely Inhabited District,人口集中地区の略)人口比率、65歳以上人口比率などを国勢調査等の公的統計データから、医療・介護資源の情報として病床数や診療所数、介護施設数などを医療施設調査や厚生労働省の「在宅医療にかかる地域別データ集」から得た。また、国土交通省が提供している国土数値情報をGIS(Geographic Information System, 地理情報システムの略)ソフトウェアで取り扱い、森林面積や建物面積など土地利用の情報や駅乗降客数を市区町村別にまとめ、さらに二次医療圏別にまとめ直した。得られた集計結果は人口比や面積比など、それぞれの単位に合わせた比に変換した。これらに、薬剤のレセプト数について二次医療圏別に性・年齢調整済みのスコアとして算出されたSCR (standardized claim-data ratio) データ(薬価基準収載医薬品コード左から4桁の薬効別分類を用いた)を合わせ、データセットとした。このデータセットに対し、探索的因子分析により共通因子を求めた。入院の薬剤SCRと一般病床数などに影響する病院機能の充実性や、入院及び入院外の麻薬や抗がん剤のSCRと医学部のある大学数などに影響する高度・専門機能の充実性を示す因子が求められた。これらの結果より、薬剤処方量と背景情報や医療資源などに共通する因子があることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
二年目(2023年度)は、地域背景情報の整理とデータ化、因子分析等多変量解析を用いた検討、結果についての成果公表を計画していた。計画に沿って、地域背景情報や医療・介護資源の情報として公的統計データ等について整理し、土地利用の情報として国土数値情報をGISソフトウェアによりデータ化し、薬剤処方量のSCRデータとあわせてデータセットとして、探索的因子分析を適用し、共通因子を探索し、一定の結果を得た。この探索的因子分析を行った結果については2024年6月の学会で発表予定である。さらに解析を進め、2023年度中の学会発表と論文投稿を計画していたが、実際には、解析結果がまとまり切らず、論文投稿には至らなかった。以上より、「若干遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
実施中の多変量解析による薬剤処方量と地域背景情報等の分布構造の検討を進め、併せて成果公表についても進める計画である。解析については、地域背景情報と薬剤処方量に共通する潜在因子があることが探索的因子分析の結果から示唆されたため、薬剤処方量と地域背景情報や医療資源等、それぞれにおいて分布構造をモデル化し、その上で双方の分布構造(因子分析では共通因子が該当する)間での関係をモデル化することで、双方のより詳細な関係が明らかになると考えている。2024年度が計画上の最終年度であるため、これらのモデル化の結果についても年度内に成果公表を行う。
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