Project/Area Number |
22K10503
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
茅野 光範 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (20590095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越本 知大 宮崎大学, フロンティア科学総合研究センター, 教授 (70295210)
室井 喜景 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (80552760)
渡部 浩之 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (90608621)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | CRISPR/Cas9 / 環境負荷 / 睡眠障害 / 自然交配 / ゲノム編集 / 環境因子 / バイオマーカー / 末梢血 / 脳脊髄液 |
Outline of Research at the Start |
モデルマウス等では成し得ない、高頻度かつ早期に孤発性アルツハイマー病を発症する世界初のモデル動物を確立する。自然発症動物の候補から、齧歯類の一種に着目し、この動物に遺伝子および環境操作を施すことで上記のモデル動物を開発する。また、この動物の分子基盤を構築するために、この動物の体液中で発現するRNAおよび疾病関連タンパク質を定量し、今後の、個体の生涯に渡る縦断的なオミックス解析に備える。これにより、孤発性アルツハイマー病の超早期かつ高感度なバイオマーカーを開発し、全身に潜んでいる真の創薬標的分子Xの探索に挑戦する。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、以下の3つの内容に取り組んだ。主に今後の土台となる作業を行った。 1) 繁殖:まずは個体数確保のため自然交配により繁殖を行い、現在も継続している。 2) 環境負荷:研究実施当初は環境負荷として「食べ過ぎ」(高糖質等)を主に想定していたが、これに加えて、「寝不足」も強い環境負荷になり得る。本研究の対象齧歯類においても睡眠研究が盛んであり、この調査と今後の実験案の精査に取り組んだ。 3) ゲノム編集:CRISPR/Cas9系を用いたゲノム編集を計画しており、マウス・ラットにおけるCRISPR/Cas9系を用いたアミロイド配列のヒト化およびPSEN1遺伝子の変異(家族性アルツハイマー病の変異)の先行研究を見つけ、対象齧歯類の配列もアメリカ国立生物工学情報センター(NCBI)から入手し、マウス・ラットの配列と比較している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定より繁殖に時間がかかった。雌雄のペアを適切に替える等の工夫が必要だと思われる。また、研究開始当初の想定よりも環境要因(寝不足)の影響の調査に時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度以降は、まず、以下の4つに取り組む。 1) 今後の実験のために、自家繁殖を続けるとともに、外部からの新たな個体の導入も検討する。 2) 対象齧歯類の睡眠状況を知るための実験を計画している。また、それがどのような介入で継続的に崩れるのかを検討する。 3) 対象齧歯類のgRNA等の設計をして、ゲノム編集の準備を万全にする。 4) 繰り返し採血に耐えうる末梢血採血方法を検討する。
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