Development of preventive methods for age-related diseases based on the elucidation of the relationship between oral frailty and intestinal bacterial frailty
Project/Area Number |
22K10533
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Ohu University |
Principal Investigator |
鈴木 史彦 奥羽大学, 歯学部, 教授 (90275628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻口 博聖 金沢大学, 医学系, 特任助教 (00723090)
中村 裕之 金沢大学, 医学系, 教授 (30231476)
岡本 成史 金沢大学, 新学術創成研究機構, 教授 (50311759)
原 章規 金沢大学, 医学系, 准教授 (70507045)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | オーラルフレイル / 腸内細菌 / 加齢関連疾患 / 腎機能 / 骨密度 / 慢性疼痛 / 次世代シーケシング |
Outline of Research at the Start |
本研究は、中高年における口腔機能のわずかな虚弱(オーラルフレイル)と、加齢による腸内細菌の変化(腸内細菌フレイル)との関係を疫学的に解明することにより、高血圧症、糖尿病、認知機能低下などの加齢関連疾患の予防法の開発を目ざすものである。石川県志賀町に居住する中高年者に毎年実施している、金沢大学主導のスーパー予防医学検診の疫学フィールドが対象となる。オーラルフレイルは質問票を用いて評価する。腸内細菌は糞便サンプルからRNAを抽出して解析する。その他に栄養素摂取、ライフスタイル、生活習慣病等についても調査する。オーラルフレイルと腸内細菌フレイルが、全身状態とどのような関係にあるかを統計的に解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、オーラルフレイルと腸内細菌叢の変化が、全身状態とどのように関係するのかを解明することにより、加齢関連疾患の予防法を開発することを目指すものである。 2022年度は、加齢関連疾患とオーラルフレイルとの関係を明らかにする目的で、石川県志賀町に在住している40歳以上の中高年のうち、腎機能の指標とした推算糸球体濾過量(eGFR)、骨密度の指標とした音響的骨評価値(OSI)、およびオーラルフレイルに関する評価について同意の得られた400名を対象として、横断的な疫学調査を実施した。eGFRは60以上群と60未満群の二群に分類した。また、オーラルフレイル群と非オーラルフレイル群の二群を下位分類とした二元配置共分散分析にて骨密度との関係を解析したところ、eGFR 60未満においてのみ、オーラルフレイル群の骨密度は、非オーラルフレイル群よりも有意に低値であったが、eGFR 60以上にはおいては、オーラルフレイルの有無で骨密度に差はみられないことを明らかにした。また、オーラルフレイルの有無で層別化し、eGFRを目的変数としたロジスティック回帰分析によっても、骨密度が有意な説明変数となることを明らかにした。すなわち、骨密度の低下を伴うオーラルフレイルは、腎機能の低下と関係する可能性があることが示された。 また、うつ症状と慢性疼痛との関係について、肥満の有無によって解析を行った。うつの評価にはGDS-15を用い、慢性疼痛については自記式のアンケートを用いた。腰膝痛は肥満と関係する一方で、非肥満者においてもうつ症状がある場合にのみ、腰膝痛と有意な正の相関があることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、参加者の検体を採取する検診の実施が中止となった。そのため、腸内細菌の採取が不可能であったことから、既存のデータを用いて、本課題と関連する疫学研究を実施した。これにより、オーラルフレイルと加齢関連疾患の解明を進めていった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられることから、2023年度は検体検査を含めた検診が実施される予定である。今後の予定としては、オーラルフレイルと腸内細菌叢の組合せが、どのような加齢関連疾患と関係するのかを解明していく。腸内細菌叢は、加齢依存的にRuminococcus属やClostribium属が増加し、Akkermansia属やAlistipes属が減少することが知られていることから、これらの細菌叢とオーラルフレイルの組合せてが、腎機能、血圧、血糖、うつ状態等との関係において、交互作用(相乗効果)が見られるのかを疫学的に解明していく。志賀町スタディでは縦断的にデータを蓄積していることから、オーラルフレイルと特定の腸内細菌叢の組合せが、どのような加齢関連疾患と関連しているのかを縦断的に解析することによって、加齢関連疾患の予防法の開発を目指していく。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)