Mutual relationship between glucose metabolism, sleep disturbances, and cardiovascular disease in patients with type 2 diabetes mellitus
Project/Area Number |
22K10541
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
楠 宜樹 兵庫医科大学, 医学部, 特別招聘教授 (00792194)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 糖尿病 / 血糖変動 / 持続血糖測定 / 糖尿病大血管障害 / 糖尿病細小血管障害 / 睡眠障害 / 心不全 / 血管内皮機能障害 |
Outline of Research at the Start |
睡眠障害および糖尿病は、糖尿病細小血管障害・血管内皮機能障害・心不全発症リスクとなる共通の病態基盤をもち、相互に関与することで、これらの発症・進展リスクを高める可能性があるが、その相互関連についてはあまり知られていない。本研究課題は、糖尿病患者における心血管疾患発症予防の観点から、血糖変動を含む糖代謝の評価に加えて、睡眠障害を客観的かつ定量的に評価し、心血管障害との相互関連について明らかにするものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
睡眠障害および糖尿病は、糖尿病血管合併症の発症リスクとなる共通の病態基盤をもつ。睡眠障害と糖尿病は互いに関与することで、糖尿病の病態悪化のみならず、糖尿病合併症の発症および進展リスクを高める可能性があるが、その相互関連についてはあまり知られていない。本研究課題は、2型糖尿病患者における心血管疾患発症予防の観点から、血糖変動や血糖管理の質を含む糖代謝の評価に加えて、睡眠障害を客観的かつ定量的に評価し、大小血管障害との相互関連について明らかにするものである。 本研究課題では所属講座で展開しているコホート研究(HDHCC研究およびHSCAA研究)を基盤として解析を進めている。HDHCC研究については、登録者数530名と登録症例数を増やしており、2型糖尿病合併症や臨床背景についても調査を行っている。さらに、460名から持続グルコースモニターを用いたグルコースデータを収集できており、260名においてアクティグラフによる客観的な睡眠時間および睡眠の質についての評価が実施できている。 令和5年度については、2型糖尿病患者の持続グルコースモニターから算出した血糖管理指標と糖尿病合併症との関連について検討を進めた。そして、持続グルコースモニター由来の血糖管理指標と糖尿病腎症、大脳白質病変、脳萎縮や生活の質などとの関連について明らかにし、学会発表および論文投稿を行っている。 現時点においても、本研究課題について明らかにするために症例登録、および追跡調査を続けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
HDHCCコホート研究は2024年1月末時点で、登録者数530名と登録症例数を増やしており、そのうち、460名の症例において持続グルコースモニターからグルコースデータを得られており、260名の症例においてアクティグラフによる睡眠の量・質の評価ができている。 そして、糖尿病患者における、持続グルコースモニターから得られた血糖管理指標と脳小血管病の一つである大脳白質病変との関連、さらに血糖管理指標と糖尿病腎症との関連などについて明らかにし、日本糖尿病学会および関連学会で学会発表を行ってきた。 以上からも本研究は順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
HDHCC研究は2018年5月から登録を開始しているが、現時点においても症例の登録のみならず、追跡調査も続けている。現時点までにおいて、血糖管理と糖尿病血管合併症との関連、睡眠障害と血糖管理との関連について横断的な調査を行ってきたが、今後も相互関連について縦断的な解析が進められるようデータの収集および 解析を進めていく。 また、2023年度に学会報告を行ってきた内容についても論文投稿を進めていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(41 results)
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[Journal Article] Association between low‐carbohydrate diets and continuous glucose monitoring‐derived time in ranges2023
Author(s)
Osugi Keiko, Kusunoki Yoshiki, Ohigashi Mana, Kusunoki Kenji, Inoue Chikako, Inoue Maki, Takagi Ayako, Tsunoda Taku, Kadoya Manabu, Konishi Kosuke, Katsuno Tomoyuki, Koyama Hidenori
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Journal Title
Journal of Diabetes Investigation
Volume: 14
Issue: 5
Pages: 659-668
DOI
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Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Sleep Apnea and Physical Movement During Sleep, But Not Sleep Duration, Are Independently Associated With Progression of Left Ventricular Diastolic Dysfunction: Prospective Hyogo Sleep Cardio‐Autonomic Atherosclerosis Cohort Study2022
Author(s)
Kidawara Yonekazu, Kadoya Manabu, Morimoto Akiko, Daimon Takashi, Kakutani‐Hatayama Miki, Kosaka‐Hamamoto Kae, Miyoshi Akio, Konishi Kosuke, Kusunoki Yoshiki, Shoji Takuhito, Goda Akiko, Asakura Masanori, Ishihara Masaharu, Koyama Hidenori
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Journal Title
Journal of the American Heart Association
Volume: 11
Issue: 19
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] Association between brain imaging biomekers and glycemic control indicies in patients with type 2 diabetes mellitus2023
Author(s)
Chikako Inoue,Yoshiki Kusunoki,Keiko Osugi, Mana Ohigashi,Maki Inoue, Ayako Takagi,Taku Tsunoda,Manabu Kadoya,Kosuke Konishi,Tomoyuki Katsuno,Hidenori Koyama
Organizer
15th Scientific Meeting of Asia Association for the Study of Diabetes
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Int'l Joint Research
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[Presentation] COVID-19における緊急事態宣言・蔓延防止等重点措置が睡眠に与える影響~HDHCC研究~2022
Author(s)
井上智香子, 楠 宜樹, 大東真菜, 大杉敬子, 高木彩好, 角田 拓, 角谷 学, 小西康輔, 勝野朋幸, 小山英則, HDHCCグループ
Organizer
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[Presentation] 緊急事態宣言が 2 型糖尿病患者の血糖変動に与える影響―HDHCC研究―2022
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井上智香子, 楠 宜樹, 大東真菜, 大杉敬子, 高木彩好, 角田 拓, 小西康輔, 勝野朋幸, 難波光義, 小山英則, HDHCC stydyグループ
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[Presentation] 耐糖能異常患者における認知機能スケールおよび画像バイオマーカーの実態―HDHCC 研究―2022
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大東 真菜, 大杉 敬子, 楠 宜樹, 高木彩好, 井上智香子, 松谷 聡, 角田 拓, 小西 康輔, 勝野 朋幸, 小山 英則, HDHCC studyグループ
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[Presentation] COVID-19 感染拡大が 2 型糖尿病患者の血糖管理に与える影響の検討- HDHCC 研究ー2022
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井上智香子, 楠 宜樹, 大東真菜, 大杉敬子, 高木彩好, 角田 拓, 小西康輔, 勝野朋幸, 難波光義, 小山英則, HDHCC studyグループ
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[Presentation] エネルギー産生栄養素の比率と持続グルコースモニターで評価した血糖指標との関連2022
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大杉敬子, 楠 宜樹, 大東真菜, 高木彩好, 井上智香子, 井上真希, 松谷 聡, 角田 拓, 小西康輔, 勝野朋幸, 小山英則
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[Presentation] 1 型糖尿病患者における isCGM の長期有用性の検討2022
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神取あかり, 楠 宜樹, 大東真菜, 井上智香子, 中濵義人, 井上真希, 松谷 聡, 角田 拓, 小西康輔, 勝野朋幸, 小山英則
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北風匠一, 大東真菜, 楠 宜樹, 大杉 敬子, 井上智香子, 高木彩好, 松谷 聡, 角田 拓, 小西康輔, 勝野朋幸, 小山 英則
Organizer
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