Project/Area Number |
22K10619
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58040:Forensics medicine-related
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
高宮 正隆 岩手医科大学, 医学部, 教授 (30364334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三枝 聖 岩手医科大学, 教養教育センター, 准教授 (30398490)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 低体温症 / 法医解剖 / ELISA / タンパク |
Outline of Research at the Start |
本研究ではマウス低体温症モデルのDNAマイクロアレイ解析で抽出された肺、副腎の低体温症マーカー候補について、ヒト剖検例組織でのタンパクレベルでの発現定量をEnzyme-Linked Immuno Sorbent Assay (ELISA)を用いて行う。ELISAがもたらす客観性、定量性の高いデータから法医実務応用の可能性を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
[目的・方法] 平成24~28年度にマウス低体温症モデルを用い肺、副腎のDNAマイクロアレイ解析で抽出した低体温症マーカー候補に関し、ヒト剖検例組織でのタンパクレベルでの発現をELISAを用いて定量し、法医実務応用の可能性を検討する。また研究代表者は法医学的新規バイオマーカーの選定に向けた戦略として「マーカー候補の抽出に向け、マウスを用いたトランスクリプトーム解析よる大規模遺伝子検索」と「法医実務応用に向け、ヒト剖検例組織を用いたマーカー候補のタンパクレベルでの発現定量」の組み合わせを模索しており、これら戦略の有用性を低体温症での検討を通し考察する。具体的には肺、副腎のマーカー候補に関して、1) 基礎データの獲得を目的にマウス低体温症モデルにおけるタンパクレベルでの発現定量を行い、2) 次いで実務応用を念頭にヒト剖検例組織でのタンパクレベルでの発現定量を行い、3) マウス組織とヒト組織の結果を比較し鑑定法を構築する。 [実績] 1) 岩手医科大学法医学分野における法医解剖で低体温症と診断された症例の肺、副腎を採取し、ヒト低体温症の検討症例を増やした。 2) マウス低体温症モデルにおけるタンパクレベルでの発現定量をELISAで継続中である。なお各臓器のタンパク抽出方法の検討を含め予備実験に多くの時間を要したため、ヒト組織の検討を行うことはできなかったが、2023年度はヒト剖検組織のタンパクレベルでの発現定量を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
元の研究計画では令和4年度にマウス組織の検討、令和5年度にヒト組織の検討を行う予定であったが、今もマウス組織の検討を続けている状況にある。これはマウス組織におけるELISAに適した実験条件の検討に時間を要したためであるが、マウス組織での実験条件はヒト組織でも応用可能と考えられ、令和5年度は研究の遅れは回復できると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
マウス組織の実験を急ぎ、速やかにヒト組織での検討に移行する。次いで各検体の性別、年齢、死後経過時間など因子を考慮に入れ、具体的な低体温症鑑定法の構築を試みる。
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