高齢者が一人でも正確な嚥下訓練を楽しく継続できる会話ロボットの開発
Project/Area Number |
22K10709
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
三重野 愛子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (60516293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 多恵 長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (00597776)
辺見 一男 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (30238711)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 高齢者 / 咀嚼嚥下機能 / 嚥下訓練 / コミュニケーションロボット |
Outline of Research at the Start |
この研究は、病院や施設などの施設や家族と離れて暮らす高齢者が、楽しみながら正確な嚥下訓練を実施する会話ロボットを開発することを目的にしている。わが国では高齢者の肺炎による死亡率は年々上昇している。65歳以上の高齢者の肺炎による死亡の原因のほとんどは老化に伴う咀嚼・嚥下機能低下による誤嚥性肺炎である。これを予防する取り組みの一つが嚥下訓練である。嚥下訓練は“継続すること”が重要であるにもかかわらず、様々な理由で訓練が断続的となってしまう高齢者が存在する。そこで、既存の会話ロボットを用いて、音声で簡単に操作でき、楽しく嚥下訓練ができ、かつ正確な訓練方法も習得できるシステムを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢者の肺炎による死亡の原因に老化に伴う咀嚼嚥下機能の低下がある。この咀嚼嚥下機能低下を予防するためには継続的な嚥下訓練が重要となる。この嚥下訓練は少なくとも2か月以上継続することが必要であるが、身体的精神的に変化の著しい高齢者にとって運動の継続には課題が山積する。特に健康な高齢者は老化に伴う嚥下機能低下の自覚が少なく、訓練の必要性を実感できないことから、多くの高齢者が嚥下機能低下を予防する行動をとれていない状況にある。そこで、高齢者の継続的な嚥下訓練を目指して、近年、開発の目覚ましいコミュニケーションロボットを用いて、高齢者が音声で簡単に操作でき、一緒に楽しく会話をしながら嚥下訓練ができるシステムを開発することを目的に研究に取り組んでいる。 2022年度は、一般的な嚥下訓練方法のひとつである発声訓練について、利用者がより正確な方法で実施できるように従来のイラスト映像を実写映像へ変更した。 2023年度は、高齢者への介入研究のプレテストとして、若年者を対象に嚥下訓練プログラムを実装したロボットを2か月間使用してもらい、ロボットを用いた嚥下訓練の継続性を阻害する要因を分析した。また、同時に、調査対象としている地区在住の高齢者を対象に、嚥下機能と嚥下訓練への関心についての実態調査を実施し、嚥下機能および嚥下訓練の理解の程度、嚥下に関する自覚症状の程度等について分析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
嚥下訓練プログラムはすでにコミュニケーションロボットへ実装済である。若年者を対象に実施したプレテストの結果に基づきシステムの修正を行い、次年度は地域在住高齢者にロボットを使用してもらう介入研究を実施する予定である。また、すでに調査対象地区の老人クラブへ調査協力の許諾をとっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の予定は以下のとおりである。 (1)若年者を対象としたプレテストの結果分析 (2)(1)に基づきシステムの修正 (3)地域在住高齢者を対象とした介入研究 (4)(1)の結果を国内外学会へ発表、論文執筆
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)