Project/Area Number |
22K10769
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Seisen Jogakuin College |
Principal Investigator |
宮林 郁子 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (40294334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大関 春美 清泉女学院大学, 看護学部, 講師 (00845670)
日下 和代 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (40302872)
石橋 曜子 福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 講師 (70469386)
岩永 和代 福岡大学, 医学部, 准教授 (40461537)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 発達障害傾向 / 看護学生 / コミュニケーション / 教材作成 / 効果的コミュニケーション |
Outline of Research at the Start |
看護系大学においても、発達障害または発達障害傾向で支援を必要とする学生は年々増加している。発達障害を有する学生への合理的配慮の規定が法的に義務付けられたが、患者との信頼関係、チーム医療の中で患者のQOLの視点でケアの提言をする看護師の役割、適切なコミュニケーションスキル等、基盤となる能力が、大きな課題となっている。本研究では看護学を学ぶ発達障害、発達障害傾向がある学生に対して、コミュニケーションにおける効果的な学習方法ならびに評価方法についてReflective Learning を基盤とするアクティブラーニング/実践プログラムを作成し、実施、経過評価からデータを収集して、効果を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
聴覚障害および精神障害に起因すると思われる発達障害傾向にある学生のための指導要領を作成し、大学教務委員会、大学学科会に提示し、活用した。 上記のほかに、都度、演習や実習で発達障害傾向にある学生たちの指導に、一貫性を持たせるためにミーチィングで議論することをルーチィン化することに努めた。コロナ感染症の扱いが5類に移行したが、感染が終息したわけではないので、研究課題であるコミュニケーションについては、積極的なかかわりの持てる実施はできていない。 コロナ禍での看護師の労働環境として2019年から2023年前半で文献に取り上げられているものを分析した。そのうちの環境改善のための効果的な方法として、メンタル・ヘルスとコミュニケーションの強化が必要とされていたが、コミュニケーションは医療従事者の安全と健康を保つために重要であることが国外の文献でも指摘されていた。このことは学部教育でどのような視点で、コミュニケーションが取りづらい発達障害傾向にある学生を教育していくか、という課題の突破口にもなりうると考えられた。この論文は2023年度の清泉女学院大学看護学研究紀要に掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上記に示したように。コロナ感染症が5類に移行したが、実際には感染が終息したわけではなく、また対象者、医療現場でのコミュニケーションはまだ制約がかかっているため、重要な部分である臨床でのコミュニケーションの検証が極めて困難な状況が続いている。 しかしながら2020年から2023年中ごろの全盛期に比べると臨床現場も穏やかになってきている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究開始当初からの分担者も交代していることから、計画を見直すことにする。 実施可能な計画から優先順位を決定する。そのためには当初の計画での訪問先を変更することも考える: 1)分担者の共通理解と役割の明確化。 2)新たに2名の研究分担者を加えて計画の見直しと具体的な調査票やインタビューの計画立案。 3)定期的なミーティングを可能にする。 4)今年度後半までに結果の分析を行う。
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