Project/Area Number |
22K10798
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Chiba Institute of Science |
Principal Investigator |
高橋 方子 千葉科学大学, 看護学部, 教授 (80305341)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | バリューズヒストリー / 緩和ケア認定看護師 / デルファイ法 |
Outline of Research at the Start |
本研究はわが国の事情に即したバリューズヒストリーを開発することを目的として行う。まず緩和ケア認定看護師を対象としたデルファイ法による質問紙調査を実施する。その結果および先行研究をもとに日本版バリューズヒストリーを作成する。次に人生の最終段階に対する備えをテーマとした研修会を開催して、日本版バリューズヒストリーの使用の効果の検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、2022年度に実施した緩和ケア認定看護師を対象にデルファイ法による調査における自由記述を分析した。日本版バリューズヒストリーを考えるにあたり必要な知識については3回目の調査に参加した279人のうち149人から回答が得られた(53.4%)。それぞれの自由記述から必要な知識として具体的に挙げられている事柄を抜き出し、テーマごとに分類した。その結果、必要な知識として「自分の病気や老いること及び延命治療の理解」「病院以外の療養場所と療養を支える制度や人」「相談窓口」「緩和ケア」「ACP」の5つのテーマが抽出された。テキストマイニングを用いた分析では、単語頻度解析において最も多かった単語は「緩和ケア」であり、ほかに「知識」「サービス」「場所」が上位に挙がった。また、共起ネットワーク図において「緩和ケア」は「イメージ」「情報」「望む場所」と、「どのよう」については「相談」「窓口」「医療」と共起関係が強いという結果が示された。 また、2024年度に開催予定の日本版バリューズヒストリーを用いた研修会の前段階として「私の生き方・終い方」と題して市民公開講座で日本版バリューズヒストリーの紹介を行った。参加者は20名のうち日本版バリューズヒストリーを使用したいと回答した人は18人で、その理由として「これからの生き方、生きがいは必要である」「エンディングノートと併用したい」などが挙がっていた。加えてまちの保健室にて「私の終い方を考える」と題して3人の方と自身の価値観について振り返りを行い、自分の価値観を自覚したとの反応が得られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度の研究計画は調査結果のまとめおよび2024年度に開催する研修会の準備である。 2023年12月10日に第43回日本看護科学学会学術集会にて調査結果を発表した。また日本版バリューズヒストリーを考えるにあたり必要な知識に関する自由記述を分析し、それに対応できる講師を依頼し日程と会場の確保を行い研修会の準備を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年8月23日に市民公開講座において「人生100年時代 私の人生の最終段階への医療・ケアのそなえ」をテーマに研修会を開催する。参加者を対象として日本版バリューズヒストリーについて調査を実施する予定である。
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