植込型補助人工心臓装着患者における社会復帰支援ツールの作成
Project/Area Number |
22K10808
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
|
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
近藤 協子 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (60897049)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 清美 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (50509700)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 植込型補助人工心臓 / 社会復帰 / 社会復帰支援 / 就労支援 / 心不全 / 在宅療養支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、植込型補助人工心臓装着者の社会復帰の実態、各実施施設で行われている社会復帰支援の内容と課題を明らかにし、装着者の社会復帰を促進する支援ツールを作成することを目指す。この支援ツールは介入の必要性のスクリーニングと、装着者の背景に応じた支援内容の提案を行うものである。 本研究により、植込型補助人工心臓装着者とその家族に対するより包括的な在宅療養支援の提供、より効果的な社会復帰支援の提供が可能になる。
|
Outline of Annual Research Achievements |
植込型補助人工心臓(LVAD)を装着する患者(装着者)の8割以上は20代から50代の生産年齢に該当し、家計の維持や社会生活の充実のためには社会復帰が重要な課題となる。しかし、LVADによる活動制限や緊急時の対応、介護者の帯同等について周囲の理解や協力を得ることが難しい場合もあり、社会復帰支援を提供する医療者にとって難しい問題となっている。そこで本研究は、LVADを装着して在宅療養に移行した装着者の社会復帰の実態を把握し、社会復帰を促進するために必要な支援ツールを作成することを目的としている。 2022年度はまず装着者の在宅療養と社会復帰に関して国内外の文献検討を行った。また、臨床の場でLVAD治療に携わった経験を持つ専門家との対談を通して、装着者の社会復帰において特徴的であること、支援を行う上で課題となっていることについて概要を把握した。次に、これらの内容をもとに調査項目を検討して質問紙を作成し、各LVAD実施施設における装着者の社会復帰の実態と、装着者に対して実際に行われている社会復帰支援の明確化を目的とする質問紙調査を実施した。現時点での回答率は71%であり、各実施施設においてLVAD装着後に社会復帰した装着者の割合や、社会復帰が可能である装着者と困難である装着者のそれぞれの特徴、提供された支援の内容などが明らかになった。現在は得られたデータの分析を進めるともに、さらに多くの回答を得るために調査範囲を拡大することを検討している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症流行の影響で対面での打ち合わせや調査依頼が困難であることと、調査の対象候補となる医療者が非常に多忙となっていることが課題である。また、調査結果をより信頼できるものにするために調査範囲の拡大を検討する必要があるため。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は質問紙調査の調査範囲を拡大するとともに、装着者の社会復帰の実態と支援の現状をより具体的に把握するためのインタビュー調査を実施することを予定している。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)
-
-
[Presentation] 植込型補助人工心臓のドライブライン感染に関する研究 第1報 -退院4ヶ月後の体格指数と採血データの検討-2022
Author(s)
小林加奈枝,山口大輔,大久保沙樹,宮嵜恵,洞文香,北條ゆり,小澤悦子,木村和広,小松正樹,近藤協子,新井清美
Organizer
第86 回日本循環器学会学術集会
Related Report
-
[Presentation] 植込型補助人工心臓のドライブライン感染に関する研究 第2報 -装着者本人の語りによるドライブライン管理の実態-2022
Author(s)
宮嵜恵,近藤協子,山口大輔 ,小林加奈枝 ,大久保沙樹 ,洞文香,北條ゆり,小澤悦子,木村和広,小松正樹,新井清美
Organizer
第86 回日本循環器学会学術集会
Related Report
-
[Presentation] 宮嵜恵,近藤協子,山口大輔,小林加奈枝,大久保沙樹,洞文香,北條ゆり,小澤悦子,木村和広,小松正樹,新井清美2022
-
[Presentation] 洞文香 ,北條ゆり ,山口大輔 ,近藤協子,宮嵜恵,小林加奈枝,大久保沙樹 ,小澤悦子,小松正樹,木村和広,新井清美2022