精神科退院後の孤独・孤立に焦点をあてたメンタルヘルスプログラムの開発
Project/Area Number |
22K10832
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
舞弓 京子 久留米大学, 医学部, 准教授 (50352191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 由紀 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (00307654)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 精神障害 / 孤独 / 退院 / リカバリー / 孤立 / メンタルヘルス |
Outline of Research at the Start |
令和元年精神病床における在院患者数は減少傾向にあるが,未だに平均在院日数は265.8日と長期にわたり再入院率も高い。平成29年から精神障がい者にも対応した地域包括ケアシステムや医療連携体制が構築され,さまざまなサービスや支援が提供されているにも関わらず,再入院率が高い背景には,患者自身の孤独・孤立が影響していると考える。そこで本研究では,精神科退院後の患者の孤独・孤立に焦点をあて,調査を行い,地域生活を再構築するうえでの問題や影響要因,その実態を明らかにすること,その結果から地域住民とのコラボレーションのもと,ICTを活用したメンタルヘルスプログラムを作成することを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、本研究の起点である「精神科における患者の退院に関する意思決定支援の課題:ピアサポーターの面接調査から」(看護研究学会誌,46巻5号,p743-754,2023)を論文として発表した。精神科から退院した後、しばらくの間「自立の危機」といった状態に陥り、生活になじめない期間を過ごす。そのような中、習慣となっている寂しさや家族内で孤独を感じることで、孤独感が増大し、コントロール感が低下するといった悪循環が繰り返されていることを明らかにし、孤独への対策の重要性を述べた。この結果をもとに、退位後の孤独の現状について調査することとした。 2023年~2024年度は「精神科退院後の地域生活の再構築に至るプロセス」(面接調査)を実施する。目的は、精神科退院後,地域生活を再構築していくプロセスを明らかにする。特に孤独・孤立への向き合い方に焦点をあてることである。精神障害をもつ方は孤独に対する認知・行動の特徴があるのではないかと考え、修正や変容ができるようになることが、再発を抑制することができるのではないかと考えている。また面接の中では、環境、退院支援の在り方にも焦点をあて、精神障害をもつ方が、退院後どのように生活を再構築するうえで必要な支援の在り方について考察する。方法としては、半構成的質問紙を用いた面接調査を実施する。対象は、入院経験がある全国のリカバリーカレッジに通うまたは、社会福祉事業所に通所している方20名とする。 その結果をもとに、2025年は全国的に調査を行い、退院後に孤独・孤立にならないように何を強化すべきか、困難な点は何かについて明確にし、メンタルヘルスプログラムを作成する。2026年は地域においてメンタルヘルスプログラムを実践し、その効果と課題を明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は、1年遅れでの実施となっているが、退院後の孤独についての面接調査における対象者について、リカバリーカレッジ全国大会(名古屋)などに参加し、各地のリカバリーカレッジの所長やメンバーに研究について話しを聴いてもらい、対象者として調査可能であることを確認し、研究計画書を作成し、倫理委員会に申請した。 2024年度は、5月20日の倫理委員会審査結果を受けて、面接調査を行う予定である。研究テーマは「精神科退院後に地域生活を再構築するプロセスー孤独とのつきあい方に焦点をあててー」で、目的は①精神科退院後に、地域生活を再構築するプロセスを明らかにする。②①を明らかにする中で、どのような時に孤独が生じ、その孤独をどのように意味づけ、対応していたかについて明らかにする。③精神障害を持つ方が地域で生活するために必要な支援について考察するとしている。対象者は、リカバリーカレッジまたは社会福祉事業所に通う入院経験のある精神障害をもつ方で、退院後3年以内の方20名。方法は、面接調査を実施する予定である。 2024年度は、面接調査の結果をもとに、本研究の最終目標であるメンタルヘルス・プログラムを作成するために、2025年度実施する予定であるアンケート調査を行うための質問紙を作成するまでを実施する予定である。また、面接調査の結果を論文にまとめ、発表する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2025年度以降に向けて、アンケートの協力病院のリストアップやメンタルヘルスプログラムの内容の準備やパンフレット、広報活動の準備など、使用できる社会資源の調査などを行う。また、ICT活用も視野に入れ、プログラムを組むうえで必要な多職種連携(医療以外)を目指したコミュニティー作りにも取り組んでいく。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)