Project/Area Number |
22K10835
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Japan Healthcare University |
Principal Investigator |
溝部 佳代 日本医療大学, 保健医療学部, 教授 (70322857)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 周術期看護 / 体温管理 / 加温・保温用具 / ケアプログラム開発 |
Outline of Research at the Start |
手術中の患者は低体温に陥りやすく術後回復にも悪影響を及ぼすことから、周術期の体温管理は重要である。本研究は術中の体温管理に貢献するため、手術室入退出の移動時にも可能な加温・保温用具の開発および手術直前・直後における加温・保温ケアプログラムの開発を目指す。 具体的には①病棟‐手術室間の移動時に用いる加温・保温用具開発のための準実験研究、②アクションリサーチおよび産学連携により、現状分析に基づくケアプログラム作成・実行・患者への介入研究による効果および安全性の評価により、最終的に手術室直前・直後の加温・保温ケアによる身体的・心理的ケアを標準化した「手術室入退出時ほっとケアプログラム」を開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、健常者20名を対象にした準実験研究により、病棟‐手術室間の移動時に用いる加温用具の効果性・安全性の検証にむけてデータ収集を行った。実験条件の統制を図るため冬季(2023年3-6月および2023年1月-2024年4月)間に実施し、目標とする対象者数までデータ収集を終えた。今後、結果の解析を行い、臨床応用可能な加温・保温用具の開発および使用プロトコル作成の根拠とし、アクションリサーチおよび患者対象の介入研究に備える。 加えて、第2段階のアクションリサーチとして、研究協力者である大学病院手術部看護師長およびスタッフ有志と定期ミーティングを開始した。3か年計画で現状分析→計画→実行・評価・分析を行い「手術室入退出時ほっとケアプログラム」の完成を目指す予定であり、2023年度は現状分析を開始した。 複数施設の医療者(手術に携わる手術室看護師、麻酔科医など)の協力を得て、体温管理の現状について時系列(入室前・入室後・手術中・手術後・退室後)で尋ね、具体的な対策および認識についてヒアリングを行った。これらの情報を活用し、病棟-手術室間の移動時における体温管理の実際と病棟看護師の認識について広くアンケート調査を実施し、さらに現状把握を進めるとともに、加温・保温ケアプログラムを検討するための基礎資料とする。 さらに、カイロメーカー開発担当者らと準実験研究のデータを情報共有し、加温用具の安全使用について助言を得たうえでケアプログラム案を検討し、アクションリサーチを推進する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
第1段階における健常者対象の準実験研究では、介入方法の特性上、夏季を避けてデータ収集を行う必要があった。そのためデータ収集の完了が遅れ、年度内にデータ解析に着手できず、成果を学会発表するまでには至らなかった。 しかし、この間も加温用具メーカー開発者らとの情報交換および病院看護師らとの定期ミーティングを確固たるものとし、組織体制を維持できたことは大きい。また、複数施設へのヒアリング調査で得られた情報は、今後の量的調査および第2段階のアクションリサーチにおけるケアプログラム案の策定に活かすことができる。 当初は第1段階を終えてから第2段階に進む予定であったが、第1段階のデータ解析と並行して、第2段階のアクションリサーチにつなぐ現状分析をさらに進める。 第1段階のデータ解析は2021年度に行った体表面皮膚温計測、気分に関する主観評価スケールに加え、毛細血管血流および深部動脈の血流測定についても追加したため、今後は解析に時間を要する見込みである。以上より、第1段階のデータ解析および成果公表に関しては、やや進展が遅れていると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画の変更はない。引き続きデータ解析を行い、得られた成果は国内の学会において発表する。また、それらの成果をもとに第2段階のアクションリサーチをさらに推進する計画である。データ解析に基づく用具の有用性および安全性については、カイロメーカー開発者と検討し、体温管理に関する現状分析を踏まえて、研究協力者である手術室看護師有志らとケアプログラム案を検討する。
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