Project/Area Number |
22K10847
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Osaka Metropolitan University (2023) University of Shizuoka (2022) |
Principal Investigator |
田中 範佳 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 客員教授 (40707337)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 芽久美 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (20735732)
森本 明子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90710377)
園田 奈央 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (00640153)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 術前不安 / 生体情報センサ / 循環動態 / 呼吸動態 / 看護ケア |
Outline of Research at the Start |
手術を受ける多くの患者が抱く術前の高いレベルの不安は、治療に重篤な影響を与える。呼吸・循環動態の安定化に向けて、どのように不安を 把握し介入が成されるべきか検討しておくことは、臨床での看護実践で重要な課題である。本研究課題では、生体情報センサを使用し、術前の呼吸・循環動態の安定化を志向した看護ケアの臨床応用について検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
手術を受ける患者の多くは不安を抱く。この不安は過呼吸、呼吸困難、頻脈、不整脈、そして血圧の上昇を引き起こす。これらの症状は治療に大きな影響を与えるが、看護ケアとして適切な対応策がなされていないために臨床ではしばしば問題となっている。術前における状況下での不安のレベルは非常に高く、不安を取り除くことは困難であるが、軽減によって呼吸・循環動態の安定化へ寄与する看護が求められている。特に術前の高い不安に起因するストレス反応による循環系への負荷で生じる心血管系の合併症の誘発は問題であり、異常の早期発見と最適な看護実践に繋げるためにリアルタイムで患者の呼吸・循環動態を把握することが求められている。そのため、どのように不安に起因する呼吸・循環動態の変動を把握し介入が成されるべきか検討しておくことは、臨床での看護実践で重要な課題である。本研究では、看護学・デザイン学・工学の視点から患者へ負担とならない非侵襲かつ非接触型の生体情報センサを用いる。生体情報センサは非侵襲・非接触型で仰臥位および座位にて測定可能なものとし、身体へ影響がない安全性を確保し担保できるデザインとする。非接触型の生体情報センサを用いて術前の呼吸・循環動態を把握、そして術前の把握した呼吸・循環動態から看護ケアの必要性について判断し最適な看護ケアを実践する。非接触型の生体情報センサを用いた呼吸・循環動態の安定化を目指した看護ケアの臨床応用について検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
術前の呼吸・循環動態の安定化に寄与する看護ケアについて最新の知見から、具体的な計画を立案し実施することができた。得られたデータをまとめ、必要に応じて変数等を調整した解析を進めていく。また、実施に伴う看護ケアの臨床応用の点についても検討する。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は得られたデータについてまとめ、必要に応じて対象者の背景などを考慮したデータ解析を行ない看護ケアの評価について検討していく。
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