Project/Area Number |
22K10871
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
江口 のぞみ 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00438269)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 性別違和 / 主観的な生活の質 / 精神保健 / 生活の質 |
Outline of Research at the Start |
近年、性別違和をもち、性別違和を緩和するための治療を希望する当事者が増加している。性別違和の治療として、性別違和によって生じる問題を模索するとともに苦痛を緩和する方法を見出すための精神療法、性別違和を緩和するために身体を女性化あるいは男性化するためのホルモン療法、二次性徴および/あるいは一次性徴を変えるための手術療法がある。性別違和の治療には多様な選択肢があるものの、当事者が治療を選択するためのエビデンスが不足している。本研究では、当事者を対象に面接および質問紙調査を実施し、性別違和の治療が当事者の生活の質および精神的健康に与える影響を明らかにすることを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、性別違和をもち、性別違和を緩和するための治療を希望する当事者が増加している。性別違和の治療として、性別違和によって生じる問題を模索するとともに苦痛を緩和する方法を見出すための精神療法、性別違和を緩和するために身体を女性化あるいは男性化するためのホルモン療法、二次性徴および/あるいは一次性徴を変えるための手術療法がある。性別違和の治療には多様な選択肢があるものの、当事者が治療を選択するためのエビデンスが不足している。本研究では、当事者を対象に面接および質問紙調査を実施し、性別違和の治療が当事者の生活の質および精神的健康に与える影響を明らかにすることを目的としてい る。 今年度の研究プロセスとして、フィールドの確保を目的に、専門医療機関や当事者団体など候補となる調査機関の専門家と交渉し、研究参加者(性別違和の治療を希望し、治療を開始する前の当事者)の選定と紹介、調査場所の提供について協力を依頼した。現時点では、1ヶ所の専門医療機関の内諾を得ているところである。また、GI(性別不合)学会の研究大会・総会に出席し、精神科、形成外科、泌尿器科等多領域にわたる医学研究、看護学領域における研究、当事者主体の研究成果、性別違和に係る法律上の見解等から最新の情報を得た。また、多様なバックグラウンドをもつ専門家との議論、情報交換を行う過程で、今後 の研究を構成するにあたり参考となる多くの知見を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度の研究プロセスとして、フィールドの確保を行い、専門医療機関や当事者団体など候補となる調査機関に依頼し、研究参加者(性別違和の治療を希望し、治療を開始する前の当事者)の選定と紹介、調査場所の提供について協力を依頼することを予定していた。実現可能な範囲で、規模や地域の異なる、複数の調査機関に協力を依頼する予定であったが、COVID-19感染拡大の影響で、フィールドの確保に難航した。現時点では、1ヶ所の医療機関に依頼し、内諾を得ている。 また、性別違和をもつ当事者の生活の質および精神的健康に影響を与える要素は多様であることから、専門家(研究者・医療関係者・当事者)との議論を重ねる過程で、研究デザインについて再度検討しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はパイロット調査を実施する。フィールドとなる専門医療機関や当事者団体に依頼し、当事者複数名に面接または質問紙調査を行う。質問内容や所要時間が適切かどうかについてコメントを得る。その結果をもとに研究デザインを再度検討する。
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