Project/Area Number |
22K10893
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
田中 真琴 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (50431763)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 明希 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (00734021)
高野 歩 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (00771883)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 炎症性腸疾患 / クローン病 / 潰瘍性大腸炎 / 疲労感管理 / 看護 |
Outline of Research at the Start |
炎症性腸疾患のQOL向上のための最優先研究課題に疲労感管理が挙げられている。まだ疲労に着目した介入研究は多くないが、認知行動療法による疲労感管理プログラムの効果が先行研究で示されている。認知行動療法は対面で個別に時間をかけるものが多く、実臨床での実装にはマンパワーの課題がある。本研究は、ICTの活用を組み入れた疲労感管理プログラム開発を目指し、最初の段階として1. 疲労感管理に関する日本の炎症性腸疾患患者のニーズを把握し、2. 疲労感管理能力向上を目指した認知行動療法を中心としたプログラム内容を考案し、3. 考案したプログラムを予備的に実施し、実施可能性、有効性、効率について評価する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease: IBD)は病因や治療法に関する研究の進歩により薬物療法による寛解導入が比較的容易となり、患者のQOL向上のための最優先研究課題に疲労感管理が挙げられている。まだ疲労に着目した介入研究は多くないが、認知行動療法による疲労感管理プログラムの効果が先行研究で示されている。。認知行動療法は対面で個別に時間をかけるものが多く、実臨床での実装にはマンパワーの課題があることから、本研究は、IBD患者を対象とした情報通信技術の活用を組み入れた疲労感管理プログラム開発を目的としている。3年間の目標としては、1. 疲労感管理に関する日本の炎症性腸疾患患者のニーズを把握 し、2. 疲労感管理能力向上を目指した認知行動療法を中心としたプログラム内容を考案し、3. 考案したプログラムを予備的に実施し、実施可能性、有効性、効率について評価する、としている。 最初の段階として、2022年度はwell-beingや疲労の問題の実態、疲労感管理に関する日本の炎症性腸疾患患者のニーズ、情報通信技術の活用を組み入れた疲労感管理プログラムに対する認識を把握するための調査を実施した。また、国内外のIBD患者の疲労に関して調査した文献のレビューを実施した。 IBD患者を対象とした調査では、492名から有効回答があった。データ入力・データクリーニングを終え、解析中である。文献レビューでは、疲労を評価している国際比較が可能な文献の同定を終え、各文献からテータ抽出を終えた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
文献レビューの対象文献の選定、データ抽出までを終え、倫理審査で承認を得て調査を実施できた。 疲労評価のために調査に用いた調査票(FACIT-F)にて把握可能な他の内容についても、貴重な知見を得られるため、今後、目的を追加し分析をしていく予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
今のとこと、おおむね順調であり、調査協力施設との連携を続け、研究を継続してゆく
|