Project/Area Number |
22K10900
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
中尾 紀子 長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (20333578)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鵜飼 孝 長崎大学, 病院(歯学系), 教授 (20295091)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 人工呼吸器関連肺炎 / 口腔ケア |
Outline of Research at the Start |
人工呼吸器装着患者において口腔内環境を清潔に保ち、人工呼吸器関連肺炎(Ventilatoe associated pneumonia:VAP)などの感染を予防することは重要である。本研究では、口腔内洗浄に使用する洗浄用シリンジ、吸引システム、スポンジブラシ等、必要な器材を一体化して、簡便な口腔内洗浄方法を見いだすことで、VAPを予防し、機能的かつ効率的な口腔ケア材料を創製することを目的とした。
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Outline of Annual Research Achievements |
人工呼吸器装着患者において口腔内環境を清潔に保ち、人工呼吸器関連肺炎(Ventilatoe associated pneumonia:VAP)などの感染を予防することは重要である。VAPとは、人工呼吸管理から48時間以降に発生した肺炎のことをいい、細菌が口腔や咽頭から気管チューブ外側を伝わって下気道に流れ込む場合や逆流した胃内容物の誤嚥がVAPを起こすと考えられている。VAPに罹患すると入院期間が延びるばかりではなく、死亡率が上がるともいわれている。また気管挿管5日以降に発症したVAPでは多剤耐性菌感染で治療が難航することもあり、VAPの予防は重要である。 人工呼吸器装着患者の口腔ケアの手順や手技は標準化されておらず、口腔ケアによく使用される器材を一体化して、簡便な口腔内洗浄方法を見いだすために、まず人工呼吸器の挿管チューブをテープで固定する方法で挿管患者の口腔内を再現した透明モデルを作成した。挿管時の口腔内を歯面、口蓋、頬粘膜、咽頭部、チューブ周囲の5か所に分け、適切な清掃方法を把握したうえで、口腔ケアによく使用される器材を一体化して、簡便に出来ないか、口腔内清掃方法を検討している。 今後固定方法をアンカーファスト固定、トーマスチューブホルダー固定等にかえた透明モデルの作成や清掃方法を検討し、機能を兼ねそろえた口腔清掃器材を作成する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は人工呼吸器の挿管チューブの固定方法(テープ固定、アンカーファスト固定、トーマスチューブホルダー固定)別に透明モデル3体を使用し、人工歯垢や模擬痰を付着させて挿管患者の口腔内を再現する計画であったが、準備できた透明モデルは1体であり、挿管時の口腔内汚染状況の再現がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
人工呼吸器の挿管チューブの固定方法(テープ固定、アンカーファスト固定、トーマスチューブホルダー固定)別に透明モデルを使用し、人工歯垢や模擬痰を付着させて挿管患者の口腔内を再現する。挿管時の口腔内汚染状況を歯面、口蓋、頬粘膜、咽頭部、チューブ周囲の5カ所に分け、把握したうえで、清掃に必要な口腔ケア材料の形状をシュミレーションする。3種類の固定方法の人工呼吸器装着状態において、5カ所の口腔ケアの有効な清掃方法を確立する。口腔清掃方法をもとに口腔ケア材料の設計を行い口腔ケアに用いる材料を選定し、改良する予定である。
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