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アトピー性皮膚炎患者の治癒過程における「固定化する」身体性への支援方法の開発

Research Project

Project/Area Number 22K10916
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 58060:Clinical nursing-related
Research InstitutionKobe Women's University

Principal Investigator

藤原 由子  神戸女子大学, 看護学部, 准教授 (70549138)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 元木 絵美  神戸女子大学, 看護学部, 講師 (70382265)
川畑 愛子  神戸女子大学, 看護学部, 助教 (60910742)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Keywordsアトピー性皮膚炎 / 身体性 / 慢性病 / 看護学 / 解釈学的現象学 / 看護 / 固定化する
Outline of Research at the Start

本研究では、アトピー性皮膚炎患者が長期に症状を繰り返す中で身に付けていく「固定化する」身体性に着目し、治癒過程において患者が今までの療養の中で身に付けてきたことに合わせた支援方法の開発を行うことを目的とする。
患者個々の「固定化する」身体性を明らかにするとともに、治癒過程における「固定化する」身体性の影響が有効に実証できる範例を探究し、患者が治癒に到達できることを促すための具体的なケアの方法を見出す。

Outline of Annual Research Achievements

令和5年度は先行研究のデータを分析し、アトピー性皮膚炎患者の「固定化する身体性」にはどのような特徴があるのか、その可能性を検討した。先行して行った研究データの3例を分析するなかで、11の特徴を見出した。
1)皮膚上で症状が始まったり、急に強く出たり、虫が這うかのような身体上にあり得ない感覚が起きる、2)痛覚、温度覚、触覚、音など、見ることだけではない皮膚症状の体験の仕方がある、3)症状そのものではなく、身体上に症状があることや症状が表に出ないように抑えることに気を張る、4)皮膚への直接的な刺激、身体内の興奮が体表面に伝わる、体調と肌の調子が連動するなど、皮膚状態の悪化の仕方には違った発症の原因がいくつかある、5)治ることの保証がない中で治療方法や治療技術といった腕に頼るような医師へのかかり方を求めるのではなく、患者の身になって話をよく聞いてくれる医師を求める、6)空気や水など、皮膚が外気温や気流の影響を受けることをコントロールしなければならないため、自分だけの空間が必要となる、7)病気の世界に引きずり込まれていくかのように痒みと掻くことにのたうちまわり、負のスパイラルにはまる、8)炎症が強くなっていた皮膚は痛く、汁が出るのでそのままにしておくことはできず、塗ったり貼ったり、水に浸したり手当をしながら生活上の手間や時間をかける、9)皮膚状態が悪化している状態では、他のことを考える余裕は溢れ返る気持ちの中では無理で、土台である皮膚状態が落ち着くと次のことを考えることに進むことができる、10)皮膚が肌になるときは、まるで今まで何かに憑りつかれていたかのように痛み、痒み、気持ち悪さが身体からとれる、11)身体を掻かないようにするのも、掻きやすくするのも両方、生活上には大事なことである、があった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

今年度にフィールドでのデータ収集を予定していたが、研究フィールドとしている病院のCOVID-19の感染状況が落ち着いている時期には、研究者の業務の都合でデータ収集が実施できなかった。
2024年12月~2025年3月にはデータ収集を実施しやすい環境が整うことを計画しているため、計画する時期からの開始を目指して準備を整えていく。
令和5年度に作成した、具体的なインタビューガイド指標に加え、今年度はアトピー性皮膚炎患者の「固定化する身体性」における特徴を検討することで、今後のデータ分析に備えた。

Strategy for Future Research Activity

2024年12月~2025年3月にはデータ収集を実施しやすい環境が整うことを計画しているため、すぐデータ収集を開始できるように2024年10月までに大学および研究実施施設の研究倫理審査に申請を済ませておくことを予定する。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Utilization of Practical Care Protocol of "Describing Ambiguous Experience" in Embodiment Care for Diabetic Patients2022

    • Author(s)
      米田 昭子、野並 葉子、馬場 敦子、曽根 晶子、河田 照絵、藤原 由子
    • Journal Title

      The Journal of Japan Academy of Diabetes Education and Nursing

      Volume: 26 Issue: 1 Pages: 33-40

    • DOI

      10.24616/jaden.26.1_33

    • ISSN
      1342-8497, 2432-3713
    • Year and Date
      2022-06-30
    • Related Report
      2022 Research-status Report
    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] 慢性疾患看護の分野における専門看護師と認定看護師の看護サービス活動の抽出2023

    • Author(s)
      藤原由子、元木絵美、奥井早月、鷲田幸一、川畑愛子、岸野真由美、横内光子、洪愛子
    • Organizer
      第43回日本看護科学学会学術集会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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