Project/Area Number |
22K10918
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
|
Research Institution | St. Catherine University |
Principal Investigator |
庄野 亜矢子 聖カタリナ大学, 人間健康福祉学部, 講師 (00828270)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白柿 綾 聖カタリナ大学, 人間健康福祉学部, 准教授 (00331760)
西田 佳世 聖カタリナ大学, 人間健康福祉学部, 教授 (60325412)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
|
Keywords | モラルディストレス / Moral Distress / モラルレジリエンス / Moral Resilience / クリティカルケア看護師 / 共感疲労 / COVID-19 |
Outline of Research at the Start |
倫理的課題に対して、適切な行動ができないときに起こる苦痛な気持ちと心理的不安定さをモラルディストレスといい、モラルディストレスに直面したとき、その状況に対応したり苦しみを跳ね返したりすることで、個人の能力を維持あるいは回復させる能力をモラルレジリエンスという。 クリティカルケア看護師は、COVID-19がもたらした逆境を肯定的に捉え、モラルディストレスにどのように立ち向かい、乗り越え、成長するのか。 COVID-19に対応するクリティカルケア看護師が体験するモラルディストレスの様相をモラルレジリエンスの観点から明らかし、クリティカルケア看護師への支援について新たなアプローチを構築する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、第一段階として、COVID-19に対応するクリティカルケア看護師が体験するモラルディストレスの様相を把握し、モラルレジリエンスとの関連を検討する。第二段階として、クリティカルケア看護師への支援について新たなアプローチを構築するための検討をする。 2022年度は、第一段階の前段階としてクリティカルケアにおける「モラルディストレス(Moral Distress)」、「モラルレジリエンス(Moral Resilience)」、「共感疲労(二次的外傷性ストレス)」ほか、関連している概念を整理し、それぞれどのように研究が進められているかやこれらの概念の関係性を明確にするための文献レビューを行った。「モラル」に関しては、日本独自の風土が考えられるが、これらの概念は日本語文献が少ない事から、海外文献も参考にしている。 研究の動向は、日本救急看護学会や日本看護科学学会、日本看護研究学会、日本保健医療社会学会等の学会に参加し、広く看護師のモラルディストレスや共感疲労等の情報収集と現況の理解に努めた。また、「感情労働」の第一人者である専門家に相談する機会を設け、概念を整理、理解する上での助言を得た。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19に対応するための教育に時間を要したため、また、COVID-19に対応する臨床への研究の同意を得ることが困難であったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、文献レビュー結果の一部を公表するための学会発表準備を進める。 作成した概念枠組みをもとに、クリティカルケアに従事する看護師に対してパイロットスタディ(インタビュー)を実施予定である。インタビューの分析結果と予定している調査項目との整合性を確認し、本調査である量的研究と質的研究の混合研究法の実施に取り組む。
|