Project/Area Number |
22K10951
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
藤井 宏子 岡山大学, 保健学域, 准教授 (80403781)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅見 惠梨子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80369751)
村上 明美 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (10279903)
島 圭介 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 准教授 (50649754)
島谷 康司 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (00433384)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 会陰保護技術 / 助産師 / SECI / VR |
Outline of Research at the Start |
本研究は助産学生をはじめとする初学者の会陰保護技術習得に資するための基礎研究である。適切な会陰保護技術の習得は出産する母児に多大な利益がある。しかし今般のCovid-19感染拡大や出生数の減少から,助産学生や新人助産師等の初学者の経験機会は減少する一方である。臨地で母児への侵襲を最小にするためには初学者の会陰技術向上が必須である。 本研究では,実際の分娩場面を非接触型動作解析装置を用いて,経験豊かな助産師の動きに関するデータを収集・分析し,それを基にVRシミュレーターを作成する。その後,アドバンス助産師を対象にVR会陰保護シミュレーターの再現性と反証性を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
助産師の会陰保護の形式知化のため,2022年度はデータ収集方法について検討した。実際の分娩台を使って経験年数6年以上100例以上の分娩介助件数の経験がある助産師に協力してもらい,シミュレーターによる分娩介助を試行した。助産師の会陰保護技術を可視化するため,定点カメラ,ウェアラブルカメラ,ウェアラブル非接触型動作解析装置を用いた。 分娩介助シミュレーション時,機器の作動やカメラ設置位置を確認するとともに,ウェラブル機器については着用感や作動を確認した。複数回の試行の結果,定点カメラは分娩台と水平位置に1台,上方に1台設置し分娩介助シミュレーションを撮影し,角度と撮影位置を調整し決定した。ウェアラブルカメラおよびウェアラブル非接触型動作解析装置が分娩介助に影響しないことを確認した。次に,児の娩出軌道を追跡するため胎児シミュレーターのマーカー貼付位置および娩出により摩擦を生じる貼付マーカーの保護法について検討し決定した。プレテストで得たデータは現在分析中である。 上記のプレテストの結果から,これから収集する助産師の会陰保護技術の可視化に向けた方法について再検討した。実際の出産場面の撮影は非常に困難なため,複数のシミュレーターを比較・選定の上,アドバンス助産師またはそれに準ずる条件(経験年数6年以上で分娩介助件数100例以上の経験がある助産師)40名を対象に関東と関西で分担してデータを収集することを確認した。データ収集は2023年7月に研究分担者が所属する大学内で行う予定である。分娩介助シミュレーターを開発,販売している企業には事前に連絡し研究での使用許可を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度である2022年度はデータ収集方法と時期が決定した。分析方法はプレテストの結果を基に検討が進んでおり,順調である。2年目ではデータ収集とVR作成を実施する目途が立っている。研究全期間を通じて当初予定の達成は可能と考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目にあたる2023年度は決定した方法に則りデータ収集を行い,分析する。VR分娩介助シミュレーターによる分娩の再現性は研究期間の3年目に実施する。
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