Project/Area Number |
22K11027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
山本 真実 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (90710335)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門間 晶子 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20224561)
浅野 みどり 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (30257604)
野村 直樹 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 名誉教授 (80264745)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 子育て / 継続支援 / 関係性 / ダイアローグ / Scaffolding |
Outline of Research at the Start |
申請者らは、平成31年度-令和3年度(2019年度-2021年度)の科学研究費にて、親との対話における保健師の姿勢を示した「対話的子育て支援のための心構えガイド(ver.1)」を考案した。本研究では、親や家族へのインタビューを行い、現段階のガイドに子育ての主役である親や家族の視点は含めた「対話的子育て支援のための心構えガイド(ver.2)」を作成する。本研究に取り組むことで、保健師と親・家族双方にとって意義があり、子育て支援の実践に活かしやすいガイドが提案できる。また「対話的子育て支援」として、専門家と親・家族の協働により継続的な子育て支援を推進するという新しい視点を提案できると考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、保健師へのインタビューにより考案した「対話的子育て支援のための心構えガイド(ver.1)」(平成31年度-令和3年度科学研究費・基盤(C)・19K11067))を子育ての主役である親や家族の視点から充実する。研究目的は、保健師から継続的な子育て支援を受けた親や家族へのインタビューにより、対話における親・家族の心情、子育てに関する考え方の変化、保健師との関係性を明らかにし、親・家族の視点を含めた『対話的子育て支援のための心構えガイド(ver.2)』を作成することである。 令和5年度は、第一段階・第二段階の研究を進め、保健師が継続的に関わった親・家族へのインタビューの実施、インタビューデータの分析を行った。詳細は以下の通りである。 インタビューは、令和4年度に実施した1家族に加え、令和5年度には6家族に実施しており、合計7家族が研究に参加した。インタビュー時間は、26分から78分、家族と保健師の出会いは1年から12年前であった。インタビューデータは、質的帰納的に分析し、保健師との対話による親・家族の心情や子育て状況、人間関係やその変化を表すカテゴリーとして、【家族や友達に話しづらいことでも話せる】【一人だけで取り組む子育てではなくなる】などが生成された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インタビューの実施とデータの分析を進めており、本研究の第一段階にて明らかにしたいこと(対話における親・家族の心情、子育てに関する考え方の変化、保健師との関係性)については明らかになってきたが、インタビュー数は、計画より少ない数となっており、今後もデータ収集が必要がである。フィンランドのネウボラの視察研修については、現在実施できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
データの分析結果から、保健師が親・家族に関わった理由に注目したサンプリングが必要と考えており、令和6年度は、これに応じたリクルートとインタビューを実施し、データ分析を行う予定である。その結果を踏まえ、前回調査にて考案した「対話的子育て支援のための心構えガイド(ver.1)」と、今回の調査結果との統合し、親・家族の視点、保健師と親・家族の関係性を含めた「対話的子育て支援のための心構えガイド(ver.2)」を作成する。ロシアのウクライナへの軍事侵攻や円安の状況を検討し、可能であればフィンランドのネウボラの視察研修を行い、「対話的子育て支援のための心構えガイド(ver.2)」の作成に役立てる。
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