Project/Area Number |
22K11075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
北東 功 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (00296625)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢作 尚久 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (30365431)
森川 和彦 地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立小児総合医療センター(臨床研究部), その他, 臨床試験科 医長 (90612721)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 臨床推論 / 看護師 / タスクシフト / 診療看護師 / 特定認定看護師 / 新生児 |
Outline of Research at the Start |
新生児医療は、僅かな変化の見逃しなどによる影響が大きい。変化の早い新生児の状態を正しく、かついち早く想定することは、新生児医療において重要な素養である。診療看護師や特定認定看護師の重要性が高くなると想定されるが、彼らにもこの素養が必要である。新生児診療支援システムは、問診で得られた情報から診断や治療に必要な項目を提示することが可能で、利用者のレベルに応じて表示項目を変更できる。このシステムに模擬患者情報を設定し、看護師や診療看護師、特定認定看護師に緊急度や診断や治療を考えさせることで、診療推論能力が向上するかを検証することが本研究の目的である。
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Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルス感染症流行の影響で、必要な打ち合わせが8月まで行えなかった。9月以降、研究分担者及び他施設の研究協力者とアプリ開発業者との会議を2-3週に1回程度実施し、アプリの仕様を検討した。当初は、鑑別疾患を上げるところまでを検討していたが、鑑別疾患を考える上では思考のプロセスを医師と入力者で議論することが必須であるため、まず重症度の判定のみのアプリ開発を行う事とした。現在稼動している新生児の状態入力システムでは、鑑別疾患を入力者にも提示出来るものになっている。バックヤードでは入力した情報から重症度が判定され保持される機構となっているため、今回はこの機構を利用することとした。 1.新生児の状態の提示:新生児の状態については、(1)看護師が自分で状態を選択する、(2)アプリ内でランダムに状態を提示する の2つの方法で提示出来るようにした。2.重症度レベル:1問題なし、2乳児室で観察可能、3GCUレベル、4NICUレベル、5致死的、の5段階とした。これは、現在稼動しているアプリで使用している重症度をそのまま利用したものである。3.重症度の選択:看護師は、1.で入力または提示された新生児の状態が、上記の重症度レベルのどれにあたるのかを選択する。 4.正誤判定:アプリは看護師が入力したものの正誤を表示する。 個人のスキルアップの検証の他、経験年数などの違いによる正答率の違いについても検証可能な形とするため、事前の登録で、看護師にはIDを付与するが、その際、年齢、性別、看護師としての経験年数、NICUでの経験年数、特定看護師などの資格の有無の情報を取得する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナの影響により、診療が多忙となったため。また、8月頃までは直接の面会制限があり調整が困難であった。 後半にZoomなどを用いてウェブ会議を実施、仕様を決定することとした。 年度内に仕様は確定し、現在見積りを依頼している状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
上半期でアプリを完成させ、下半期から運用を開始、データの取得と必要な改修を同時に行う予定である。 アプリのブラッシュアップのために、引き続き、Web会議やFace to faceでの会議を2週に1回程度実施する予定である。 アプリの運用開始までに、学内でのIRBの書類を作成する予定である。
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