Project/Area Number |
22K11135
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Momoyama Gakuin University of Education |
Principal Investigator |
栗岡 住子 桃山学院教育大学, 人間教育学部, 教授 (20736516)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀井 克之 関西大学, 社会安全学部, 教授 (10268328)
平野 光俊 大手前大学, 現代社会学部, 教授 (10346281)
村上 祐介 関西大学, 文学部, 准教授 (10780190)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 中小企業経営者 / 職業性ストレス / フォーカス・グループ・ディスカッション / ストレス予防対策 / 教育プログラムの開発 / 教育プログラム / 開発 / フォーカスグループインタビュー / ストレス予防 / セルフケア |
Outline of Research at the Start |
中小企業経営者のストレス特性に応じたストレス予防対策のための教育プログラム(以下、プログラム)を開発することを目的に、中小企業経営者を対象にインタビューを行い、教育の内容と提供方法等について調査を行い、教育プログラムを作成し、実際に中小企業経営者に教育プログラムの提供したうえで、効果評価を行う。評価に基づきプログラムに修正を加えて、中小企業経営者が所属する団体等にプログラムの提供を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
中小企業経営者のストレス要因に沿ったストレス予防対策のための教育プログラムを開発するために,2022年に中小企業経営者37人を対象に実施したフォーカス・グループ・ディスカッション(FGD)を分析した.分析方法は,FGDの際にICレコーダーで録音した内容を逐語化して、意味内容を損なわないように文節を1記述単位としてコード化した。その際、グループごとに設置した記録係のメモを参考にディスカッションの流れを確認した。分析は、Morgan (1996) を参考に各コードを統合・比較検討してサブカテゴリーを抽出し、さらにサブカテゴリーを統合、比較検討、再編を繰り返しながらカテゴリーを分類した。カテゴリーの分類はLazarus & Folkman(1984)のストレスのコーピング(対処)の概念を参考に「問題解決型の対策」、「情動焦点型の対策」にストレス反応を予防するための「セルフケア対策」を加えて3つに分類した。 その結果、51コードが抽出され、【間題焦点型の対策】、【情動焦点型の対策】、【セルフケアの対策】の3つのカテゴリー、《組織改革》、《楽観的思考》、《生活習慣》など14のサブカテゴリーが明らかになった。中小企業経営者がストレス対策のために実施していることは、セルフケアという個人的な対策に加えて、組織的な対策として組織改革や人材確保・育成、制度改善などがあげられた。これらの結果から、中小企業経営者に対するストレス予防教育プログラムには、個人的な対策としてセルフケアの内容とともに、経営管理に関する内容もストレス予防教育プログラムに含める必要があると考えられる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
教育プログラムを実施するための介入する対象者(団体)との交渉に難航している.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究結果及び先行研究結果に基づき作成した教育プログラムを,介入可能な対象(団体)の現状に合わせて実践化し,教育プログラムを実施・評価を行い,プログラムの一般化及び団体等を通じての普及を検討している.
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