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後期高齢者が独居で暮らし続ける住民同士のケアリング

Research Project

Project/Area Number 22K11151
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
Research InstitutionUniversity of Kochi

Principal Investigator

高橋 真紀子  高知県立大学, 看護学部, 助教 (30882948)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川本 美香  高知県立大学, 看護学部, 講師 (10633703)
小澤 若菜  高知県立大学, 看護学部, 准教授 (90584334)
時長 美希  兵庫大学, 看護学部, 教授 (00163965)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywordsケアリング / ケアリング・コンニュニティ / 互助 / 共助 / つながり / ケアリング・コミュニティ / 支えあい / 住民
Outline of Research at the Start

本研究では「後期高齢者が独居で暮らし続ける住民同士のケアリング」を明らかにする。年々増加傾向にある独居の後期高齢者(内閣府、2021)が安心して自分らしく暮らしている生活を獲得するには、支援したり支援されたりという一時的な関係のみではなく、比較的長い経過を経て発展したケアリング、対象に対する行為を通し、行為した本人が自己実現に向かい、相互に質的な肯定的変化を起こすものが内在していると考える。また近年、住民主体となるケアリングのある地域保健活動が推進されることを常に目標とされなければならない(中柳、2015)と言われ、保健師教育、保健活動のめざす姿を実現するための視点としてケアリングが大切。

Outline of Annual Research Achievements

「後期高齢者が独居で暮らし続ける住民同士のケアリング」を明らかにするため、研究目標1:独居の後期高齢者と住民同士とのケアリングの内容を明らかにする、研究目標2:独居の後期高齢者と住民同士とのケアリングによってもたらされる変化を明らかにすることの、目標達成に向け、計画を進めている。
住民にみられる互助や共助と言われる住民同士のかかわりあいについて、ケアリングから迫ることで、一時的な関係でなく比較的長い経過を経て発展していくものとして、本人の可能性拡張にまで焦点を当てた探求となるよう研究枠組を作成した。その後、住民同士の行為として、特に支援的行為がされているか、その意図や目的を含めて語っていただけるように、どのように変化(何を獲得し、どのような肯定的変化)したのか語っていただけるよう工夫したインタビューガイドをもとに2023年5月からインタビューを実施し、2024年3月末までに8名の方に実施した。そのうち、4名の方には参加観察を実施した。今後は、得られたデータの逐語録をもとに分析を進め、研究発表していきたいと考える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究協力に関する説明を複数町村で実施させていただき、快諾いただいた町村にて選定していただいた地域で「独居の後期高齢者と住民同士で、互いに対象に対する行為を通し、行為した本人が自己実現に向かい、相互に質的な肯定的変化がある方」という条件を提示し、町村保健師と対象者の選定を行った。調査方法等の打ち合わせを入念に行い、独居の後期高齢者と住民をそれぞれを各町村1名から3名ご紹介いただいた。
紹介していただいた対象者の意向に沿い、インタビュー日時、場所、同席していただく方などを調整した。また、了承得られた方には2回目のインタビューや、対象者が参加されている地域の行事に参加観察に入らせていただいた。
今後はデータの分析を進める。

Strategy for Future Research Activity

2024年4月からはインタビューから得られたデータの逐語録を作成し、住民同士のケアリングについて語られている部分を抽出を進めている。
同じ対象者に参加観察している場合、フィールドノートに記入した観察記録の読み直しを繰り返し、観察している現象も同じように抽出する。住民同士のケアリングの内容が語られている部分が持つ意味や全体の語り、非言語的データの中での関係を、文脈に沿って検討しながらコード化し、ある特定の意味をもったコードをまとめ、それぞれのケースごとの住民同士のケアリングとして整理する。
全ケースの住民同士のケアリングとして整理された内容を統合して、住民同士のケアリングを表す内容の類似性、関係性について比較検討し、関連のある内容をまとめていきながら抽象化し、カテゴリーを抽出する。また、共同研究者と議論を重ね、カテゴリーの関係性を合わせ、検討しながら分析し、後期高齢者の住民同士とのケアリングの内容を明らかにする。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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