Project/Area Number |
22K11314
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
徳永 瑛子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (10710436)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩永 竜一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (40305389)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 発達障害 / 追跡調査 / 自閉症スペクトラム / 追跡 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、5歳時点の自閉症スペクトラム(ASD)リスクと生後1週間内、1歳半、3歳の行動特徴との関連を明らかにし、5歳以前の子どもの行動が5歳時点の子どものASDリスクと関連があるかどうか検証する。本研究は調査時期を1歳半、3歳、5歳と3時点設けているが、これは自治体で行われる乳幼児健診に合わせている。本研究によりこれらの時期の行動特徴とASDリスクが関連していることがわかれば、現在の乳幼児健診におけるASDリスク診断の精度を高めることに寄与する可能性がある。以上により、ASDをスクリーニングするうえで各年齢層において、どのような発達上の特性に注意が必要か示せる可能性がある。
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Outline of Annual Research Achievements |
データ収集に関して:昨年度までで1歳半時点、3歳時点のデータ収集は完了している。1歳半時点データ294名(回収率64.2%)、3歳時点データ223名(回収率48.7%)である。5歳児データに関しては、昨年度に引き続き収集を続けており、現在173名(回収率40.7%)である。年齢が5歳に至ってないため、まだアンケートを送付できていないのは、34名である。 昨年度より、1歳半時点と3歳時点との関連に関する論文を執筆するための準備を進めているが、いまだに論文化できておらず、当初の予定より遅延している。 今後は、残りの5歳時点データを収集すること、新生児期ー3歳時点、新生児期ー5歳時点、3歳時点ー5歳時点に関してもデータを分析し、それぞれの時期の発達との関連を明らかにしたい。また、5歳までの間になんらかの発達障害の診断がついたものに関しては可能な限り面談を行い、詳細な発達状況を確認する予定である。面談の中では、対面検査等を行う予定である。 これまでの調査において、複数時点の発達障害リスクに関して追跡した調査は本邦では少ない。5歳時点のデータの収集状況にもよるが、1歳半時点、3歳時点、5歳時点の3時点でデータがそろった対象が分析可能な数だけ集まれば、これらの経過に関しても論文化していきたい。 本研究のアンケート送付時期は、乳幼児健診の時期と合わせている。本研究でなんらかの関連が明らかになれば、今後乳幼児健診で本研究の結果を活用し、より精度の高いスクリーニングが可能になると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、行うはずだった論文化がまだ達成できていない。統計をかけるにあたり、データの入力方法を変更したため、その変換作業に手間取ってしまっていた。現在はめどがつき、作業を進めることができており、現在、論文化を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
論文化に関して、共同研究者らと引き続き定期的なミーティングを行う。解析の結果の解釈に関して検討、考察が必要であるので、その点を大きなポイントとし、検討しあう。
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