Project/Area Number |
22K11316
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
矢吹 省司 福島県立医科大学, 保健科学部, 教授 (00260779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 里織 福島県立医科大学, 保健科学部, 助教 (00803660)
錫谷 達夫 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40196895)
森本 忠嗣 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10448467)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 腸内細菌叢 / 血中PGC1α / 慢性疼痛 / 集学的治療 / バイオマーカー / 慢性痛 / 血中PGC1α |
Outline of Research at the Start |
近年、慢性痛の原因は慢性炎症である可能性が提唱されているが、その病態は未だ不明である。我々は腸内細菌叢の異常が関連しているのではないかと考えた。本研究では、運動器慢性痛患者の身体的・精神的な状態と腸内細菌叢の状態の関連を解析する。その後、運動療法、心理療法、食事療法などを含む集学的治療を行い、慢性痛の変化とともに腸内細菌叢にも変化が見られるか否かを検討する。腸内細菌叢の変化と慢性痛の変化との関連が明らかとなれば、食事療法を含む新たな治療法を提案できる可能性がある
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Outline of Annual Research Achievements |
研究計画に沿って、対象患者の診断、質問紙による評価(心理・QOL・食事等)、身体機能評価、検体収集を実施できている。現時点では慢性疼痛受診患者の治療前のデータが主であるが、60名のデータが収集できた。 腸内細菌叢の解析では、主に多様性について、Simpson's indexとShannon entrophyを用いて検討した。患者群のみであるが、多様性にばらつきがあることがわかった。 PGC1アルファも採取できた検体は全例で計測することが可能であった。PGC1アルファの値と破局的思考質問票の結果の関連について検討してみたが、明らかな関連はみられなかった。 今後も症例を蓄積するとともに、対照群のデータを収集し、2群間での比較を多面的に行いたい。まずは、患者群における多様性の相違の要因の解析を行うとともに、症状との関連、PGC1アルファとの関連を検討し、これらが慢性疼痛におけるバイオマーカーとなる可能性について探っていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に沿って、対象患者の診断、質問紙による評価(心理・QOL・食事等)、身体機能評価、検体収集を実施できている。現時点では慢性疼痛受診患者の治療前のデータが主であるが、60名のデータが収集できた。 腸内細菌叢の解析では、主に多様性について、Simpson's indexとShannon entrophyを用いて検討できた。患者群のみであるが、多様性にばらつきがあることが判明した。 PGC1アルファも採取できた検体は全例で計測することが可能であった。PGC1アルファの値と破局的思考質問票の結果の関連について検討してみたが、明らかな関連はみられなかった。 今後も症例を蓄積するとともに、対照群のデータを収集し、2群間での比較を多面的に行いたい。まずは、患者群における多様性の相違の要因の解析を行うとともに、症状との関連、PGC1アルファとの関連を検討し、これらが慢性疼痛におけるバイオマーカーとなる可能性について探っていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も症例を蓄積するとともに、対照群のデータを収集し、2群間での比較を多面的に行いたい。 まずは、患者群における多様性の相違の要因の解析を行うとともに、症状との関連、PGC1アルファとの関連を検討し、これらが慢性疼痛におけるバイオマーカーとなる可能性について探っていきたい。また、集学的治療的痛み治療前後での比較を行い、治療効果との関連についても検討していく予定である。こ れらの検討によって、慢性疼痛の病態に迫ることができ、さらに治療効果を客観的に評価できるバイオマーカーを見つけることができるのではないかと考えている。
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