骨格筋他動的伸長刺激による筋力増強と栄養因子に関する分子生物学的検討
Project/Area Number |
22K11362
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
池田 聡 日本医科大学, 医学部, 准教授 (00343369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 春子 北海道大学, 大学病院, 助教 (40443965)
遠山 晴一 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (60301884)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | リハビリテーション / 筋力増強 / 機械的ストレッチ / 筋肥大 / 筋原性転写因子 / 筋原性増殖因子 / HMB / 栄養因子 / 機械的刺激 / 分子生物学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、機械的ストレッチ刺激の筋肥大効果における栄養因子の相乗作用を分子生物学的手法を用いて解析し、動物モデルおよび臨床においてより効果的な筋力増強法を開発しようとするものである。タンパク含有量増加群、アミノ酸含有量増加群、分子鎖アミノ酸増加群、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(HMB)投与群、ビタミンD投与群などを設定し、機械的ストレッチ刺激による筋肥大効果への影響をノーマルマウス、疾患モデル動物などで検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
リハビリテーション医療において筋力増強は非常に重要である。我々は機械的ストレッチ刺激が筋力増強を促すことを報告してきたが、筋力増強を分子生物学的視点から捉えた研究はまだ少なく、栄養因子との関連を調べた研究はほとんどない。また、他動的なストレッチ刺激による筋力増強についての研究もほとんど行われておらず、本研究は、他に見られない研究である。 本研究は、骨格筋機械的ストレッチによる筋力増強効果と筋肥大に関与が示唆されている栄養因子の相乗効果を、筋増殖関連因子、筋萎縮関連因子、筋原性転写因子・成長因子・筋構成タンパクなどの分子生物学的視点でとらえ、解析し、筋力増強を促進する栄養因子について明らかにするものである。また、動物実験により得られた知見を臨床応用し、脳梗塞、神経筋疾患、脊髄損傷など運動能力の低下した高齢者のみならず、近年問題となっている高齢者の筋力低下サルコペニアの筋力改善にも貢献できるものと思われ、高齢者のADL、QOLの改善につながるもので、予後改善や介護量の軽減、寝たきり老人の減少に貢献することが期待できると思われる。本年度は、ICRマウスを通常餌群、タンパク含有量増加群、アミノ酸含有量増加群、分子鎖アミノ酸増加群、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(HMB)投与群、ビタミンD投与群に分け 深麻酔下でラットの他動的反復足関節背屈を行い腓腹筋を摘出、筋重量、断面積、組織学的に筋線維断面積、筋線維タイプの比率、RNAの抽出を行いリアルタイムRT-PCR法を用いて筋組織における筋肥大促進因子、筋萎縮関連因子、筋原性転写因子・成長因子・筋構成タンパクなどのmRNA発現を測定し検討する準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、ICRマウスを通常餌群、タンパク含有量増加群、アミノ酸含有量増加群、分子鎖アミノ酸増加群、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(HMB)投与群、ビタミンD投与群に分け 深麻酔下でラットの他動的反復足関節背屈を行い腓腹筋を摘出、筋重量、断面積、組織学的に筋線維断面積、筋線維タイプの比率、RNAの抽出を行いリアルタイムRT-PCR法を用いて筋組織における筋肥大促進因子、筋萎縮関連因子、筋原性転写因子・成長因子・筋構成タンパクなどのmRNA発現を測定し検討する準備を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
ICRマウスを通常餌群、タンパク含有量増加群、アミノ酸含有量増加群、分子鎖アミノ酸増加群、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(HMB)投与群、ビタミンD投与群に分け 深麻酔下でラットの他動的反復足関節背屈を行い腓腹筋を摘出、筋重量、断面積、組織学的に筋線維断面積、筋線維タイプの比率、RNAの抽出を行いリアルタイムRT-PCR法を用いて筋組織における筋肥大促進因子、筋萎縮関連因子、筋原性転写因子・成長因子・筋構成タンパクなどのmRNA発現を測定し検討する
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)