Research on new respiratory physiotherapy in respiratory disorders about amyotrophic lateral sclerosis
Project/Area Number |
22K11412
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
寄本 恵輔 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 病院 身体リハビリテーション部, 理学療法士主任 (30754824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 大輔 東海大学, 医学部, 講師 (30784194)
水野 勝広 東海大学, 医学部, 教授 (50327649)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / 肺容量リクルートメント療法 / 呼吸理学療法 / 肺容量リクルートメント / Lung Volume Recruitmen: / 生命予後 |
Outline of Research at the Start |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の呼吸障害は拘束性換気障害を呈することで肺・胸郭の柔軟性が低下により微小無気肺を形成する。我々は、この課題を克服するため、LIC TRAINER○R(LT) を臨床で使用している。LTは球麻痺症状の進行や気管切開をしていても肺容量リクルートメント(Lung Volume Recruitment: LVR)が可能な呼吸理学療法機器であり、誰もが容易に実施できる道具として開発した。 本研究の目的は、ALSの肺や胸郭の柔軟性を維持・改善するLTを用いた継続的なLVR練習が新たな呼吸理学療法として生命予後に寄与するかを明らかにすることである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、当センターにおけるLVRTの長期実施がALSの呼吸機能と生存に与える影響とその安全性について明らかにすることであり、2019年2月~2023年8月に当センターで理学療法を行ったALS患者114例のうち、LVRTを実施した77名から本研究の組入基準(胸部CTで気胸や肺気腫がない等)を満たし、同意を得た24例を対象として3年間の経過を追っている。 方法としては、LVRT前(Baseline)、LVRT後(LVRT導入2-5日後)、LVRT導入3,6,12,18,36カ月後に評価を行う。評価は、ALS機能評価スケール(ALSFRS-R)、Barthel Index(BI)、Oral Secretions Scale(OSS)、努力性肺活量(FVC)、咳ピークフロー(CPF)、最大強制吸気量(MIC)、MICを用いたCPF(MIC-CPF)、LTを用いた最大強制吸気量(LIC)を測定する。 検討項目として、対象の最終評価日までの有害事象(気胸)について調査する。次にBaselineからの各評価日で有意な変化があるかを検証するため各患者の変化率を算出し平均変化率についてウィルコクソンの符号付き順位検定を行う。さらにLVRT導入12カ月後の生存の関連性を明らかにするためBaselineと最終評価の変化率についてロジスティック回帰分析を用いて、生存(生存=1、死亡=0)を従属変数とし、変化量および変化率を独立変数としてモデルを構築、各臨床評価指標の係数を推定、また、係数の指数関数を算出し、各指標の生死に対する相対的な影響を評価する。 現在、基礎統計及び統計解析を行っており、本年度に複数の学会で発表を行い、論文化を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
コロナの影響もあり、当初予定の組み入れ対象が少なかったが、2019年2月~2023年8月に当センターで理学療法を行ったALS患者114例のうち、LVRTを実施した77名から本研究の組入基準(胸部CTで気胸や肺気腫がない等)を満たし、同意を得た24例を対象とすることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の効果について、短期効果は第61回日本リハビリテーション医学会、長期効果は第21回日本神経理学療法学会で発表する予定。その後、今年度中に論文化にする予定。また、画像評価できた症例についてはケースレポートを報告する。
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Report
(2 results)
Research Products
(24 results)
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[Presentation] 神経筋疾患患者の胃瘻造設における 協働意思決定と後悔に関する研究 -pilot study13例から見えたこと-2022
Author(s)
花井亜紀子, 寄本恵輔, 有明陽佑, 朝海さつき, 菊川渚, 簾田歩, 原静和, 青松貞光, 塚本忠, 水野勝広, 髙橋祐二
Organizer
第63回日本神経学会学術大会 2022年5月21日
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[Presentation] 神経筋疾患患者の胃瘻造設における協働意思決定と後悔に関する研究;胃瘻造設時に葛藤が高かった4例について2022
Author(s)
花井亜紀子, 寄本恵輔, 有明陽佑, 朝海さつき, 菊川渚, 簾田歩, 原静和, 青松貞光, 塚本忠, 水野勝広, 髙橋祐二
Organizer
第18回日本神経摂食・嚥下・栄養学会学術集会 2022年9月3日
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