心不全フレイルの骨格筋障害を予防する新規心臓リハビリテーションプログラムの開発
Project/Area Number |
22K11428
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
横山 美帆 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60407301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森沢 知之 順天堂大学, 保健医療学部, 准教授 (80552512)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 心不全フレイル / 骨格筋障害 / 心臓リハビリテーション / 基本チェックリスト / 最終糖化産物 / 磁気共鳴分光法 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、「フレイルを有する心不全患者の骨格筋障害を予防する新たな心リハプログラムの開発」を達成するため、心不全患者におけるプレフレイル、フレイルの骨格筋障害を、1H-MRS法を用いた骨格筋細胞内脂質量(IMCL)測定より明らかにし、それらの結果をふまえ、運動療法を含む包括的心リハによる介入効果を検討する。 具体的には、①心リハ施行心不全患者の運動耐容能と骨格筋障害の関連に関する横断調査およびフレイル別での検討、②心リハ介入前後での運動耐容能と骨格筋障害の変化に関する調査、③心リハ前後での炎症マーカー、およびマイオカインの変化の調査を段階的に進める。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、心不全フレイルの骨格筋障害を予防する新規心臓リハビリテーションプログラムの開発を目的としている。フレイルには加齢のみならず、インスリン抵抗性を含む生活習慣病や炎症が関連するといわれている。最終糖化産物(AGEs)は加齢や動脈硬化の進行、酸化ストレスによって組織に蓄積され、皮膚より自家蛍光量(skin autofluorescence:SAF)を計測することで簡便に算出が可能な生成物である。今年度は、回復期心臓リハビリテーション(心リハ)に参加した心血管疾患患者における AGEs とフレイルの関連性を検討した。 2015 年 11 月から 2017 年 8 月の間に当院で回復期心リハに参加した心血管疾患患者 806 名(平均年齢67.0±12.9 歳、男性 70.2%)を対象とし、心リハ開始時の SAF 値(中間値 2.8)で高 SAF 群と低 SAF 群に分類し両群の SAF 値とフレイル関連因子および各臨床項目との関連を検討した。結果:高 SAF 群は低 SAF 群に比して高齢で、糖尿病および慢性腎不全を有する割合は有意に高かった。高 SAF群では SAF 値と年齢、血清クレアチニン値、HbA1c 値(t=2.25/7.91/3.63、all P=<0.05)の他に、基本チェックリストにおける身体機能(t=2.48、P=0.01)が独立した関連因子であることが示された。また低 SAF 群では年齢のみが独立した関連因子(P=<0.001)であった。回復期心リハに参加した心血管疾患患者において AGEsは年齢や腎機能、糖尿病の他にフレイルとの関連が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は心不全フレイルの実態調査として、加齢以外の関連因子について調査を遂行することができ、その病態解析についておおむね順調に遂行することが出来た。次年度は骨格筋に対する画像評価数を実施していく。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に得られた結果を基に、次年度以降、画像評価の症例登録を継続して行い、病態解析を進めていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)
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[Presentation] Prognostic Value of Cheyne-Stokes Respiration and Nutritional Status in Acute Heart Failure Patients2022
Author(s)
Abidan Abulimiti, Ryo Naito, Takatoshi Kasai, Sayaki Ishiwata, Miho-Nishitani Yokoyama, Akihiro Sato, Shoko Suda, Hiroki Matsumoto, Jun Shitara, Shoichiro Yatsu, Azusa Murata, MD, Megumi Shimizu, Takao Kato, Masaru Hiki, Hiroyuki Daida, Tohru Minamino,
Organizer
ESC Heart Failure 2022
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Int'l Joint Research
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