脳卒中急性期の上肢麻痺に対する電気・振動刺激を備えた新しいロボット訓練の効果検証
Project/Area Number |
22K11432
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
|
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
豊栄 峻 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 作業療法士 (80869371)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下堂薗 恵 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30325782)
松元 秀次 筑波大学, 医学医療系, 教授 (80418863)
大山 峰生 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (10367427)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
|
Keywords | 脳卒中上肢麻痺 / 高次脳機能障害 / 感覚障害 / 上肢運動麻痺 / ロボット / 電気刺激 / 振動刺激 |
Outline of Research at the Start |
脳卒中上肢麻痺の治療において、患者自身の随意運動に電気刺激や振動刺激を併用することの有効性が示されている。申請者らのグループが開発した電気刺激と振動刺激機能を備えた新しいロボット訓練は電気・振動刺激により感覚入力と筋力の発揮が増大され、麻痺肢の運動を効率的に繰り返して行うことができ、短時間(リハビリテーション治療時間内)での実施が可能である。この特徴を生かし、本研究課題では、上肢麻痺の回復を促進するために重要な時期である脳卒中急性期の上肢麻痺に対する新しいロボット訓練の有効性とメカニズムを科学的に明らかにし、急性期病院における上肢リハビリテーション治療の確立を図ることが目的である。
|
Outline of Annual Research Achievements |
脳卒中を発症した片麻痺患者の85%は回復が部分的であり、特に上肢麻痺の影響により日常生活で不自由を強いられることが多い。上肢麻痺の回復を促進するためには、発症直後の急性期病院から正しい運動を繰り返し行い、麻痺肢を使った動作を日常生活に汎化させるリハビリテーション治療が重要であるが、臨床現場では、十分に実施されているとはいえない。本研究の目的は、短時間で効率的に上肢麻痺を改善させるリハビリテーション治療を探索することである。 本年度は、申請者は申請時の所属施設から、現所属に変更となり、研究機材や研究環境に大きな変化があった。そのため、第一に自身の研究環境の体制構築や研究内容の検討を行った。また上肢麻痺回復において、高次脳機能障害や感覚障害の影響が多いに関与することも考慮し、共同研究者や所属施設の研究協力者と協議を重ね、視線計測装置の導入を行った。また感覚検査においては、所属施設に既存する検査器具で可能な感覚検査の種類の選定や手技の習得を行うことができた。数例ではあるが、感覚障害や高次脳機能障害を合併した上肢麻痺患者の経時的な変化についてデータを蓄積することができた。これらの得られた結果を踏まえ、研究計画の策定を実施し、倫理審査委員会への提出を行った。さらに、臨床研究を実施するための協力施設との連携をはかった。 今年度の研究成果として、国際学術雑誌3報(筆頭1報、共著2報)、国内学術雑誌2報(筆頭1報、共著1報)、国内学会発表4件(筆頭)を実施した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は申請時の所属施設から、現所属に変更となり、研究機材や研究環境に大きな変化があったため、自身の研究環境の体制構築や研究内容の検討を行った。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度で、自身の研究環境の体制構築が行えた。来年度は、研究開始し、データの蓄積をはかると共に研究成果をまとめる。
|
Report
(1 results)
Research Products
(9 results)