Development of transcranial magnetic stimulation therapy and image analysis method for Parkinson's disease
Project/Area Number |
22K11460
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
山田 尚基 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90756149)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安保 雅博 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00266587)
新見 昌央 日本大学, 医学部, 教授 (30760970)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | パーキンソン病 / 経頭蓋磁気刺激 / 歩行障害 / パラボリックコイル / リハビリテーション / 姿勢反射障害 / 重心動揺評価訓練装置 / パラボラコイル / 頭部MRI |
Outline of Research at the Start |
パーキンソン病(PD)は、本邦で15 万人以上の患者がいる進行性の神経難病である。PDの診断と治療は難渋することが多い。これまでに脳卒中後患者の軽度~中等度の半身不全麻痺に対する経頭蓋磁気刺激 (TMS) 療法は、安全かつ有効であることを実証してきた。本研究は、歩行に障害をきたしているPD患者を対象に、強力な磁気刺激を発するパラボラコイル を用いての脳深部への磁気刺激法と集中的リハビリテーション併用療法を行い、その有効性を歩行機能に与える影響とそれに伴う血中ドーパミン濃度の測定や新たな拡散MRI技術と頭部MRI画像の解析法によって、歩行機能改善時に起こる変化を主に解析する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
パーキンソン病(PD)は、本邦で15 万人以上の患者がいる進行性の神経難病である。PDの診断と治療は難渋することが多い。また、PD患者の歩行障害の主たる要因の一つに、姿勢反射障害がある。この点に注目し、重心動揺リアルタイムフィードバック装置「BASYS」(テック技販製)を併用したリハビリテーション治療トライアルを行った。歩行に障害をきたしているPD患者である。通常のリハビリテーション治療に加え、BASYSを用いて重心動揺を、本人の知覚にのぼらないレベルで増幅または減弱させ、立位姿勢調整における随意調節と反射調節のバランスの改善を促した。すなわち、対象者は、BASYS 上で立位姿勢をとり、足圧中心(center of pressure:COP)の前後方向と正/逆方向にフィードバックを受けた。フィードバックゲインはCOP動揺量の10か15%の段階を中心に選択した。効果判定は、(1)UPRDS (part Ⅲ) (2)歩行速度・歩数(10m歩行評価) (3) Functional Reach Test (FRT) (4)Visual analog scale方式(1-10)での歩行のしやすさと立位・歩行時の不安定感 (5)足圧・重心動揺測定 にて行った。歩行の安定性が向上し、重心動揺面積の減少・バランス能力の向上を認めた。姿勢反射能力が向上したことで、自律的な姿勢調節が可能となり、適正な重心動揺の範囲に調整することで、姿勢改善や歩行改善に至ったものと考えられた。立位姿勢に対する調整的介入は、自律的な姿勢調節を促す上で有効となる可能性が示唆された。本研究の成果はPDやパーキンソニズムといったドーパミン分泌欠乏に起因する疾患への新たな治療の評価介入として有用である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウィルス感染対策により、面会がほぼできない状況下であったために、 パーキンソン病患者とその家族は入院しての治療を懸念し、現段階では治療の全段階である評価介入を実施している状況である。これから面会制限も解除されていく見込みであり、 本格的に経頭蓋磁気刺激療法をパーキンソン病患者に治療応用可能と考えている。
|
Strategy for Future Research Activity |
面会制限解除が見込まれ、これから経頭蓋磁気刺激療法の入院治療が実施できるものと推測される。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)