Project/Area Number |
22K11538
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
片上 千恵 帝京大学, 経済学部, 准教授 (90444041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 厚 東京工業大学, 情報理工学院, 東工大特別研究員 (50444120)
高橋 聡 関東学院大学, 理工学部, 准教授 (80630897)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | メディアトレーニング / マンガケースメソッド / ステークホルダー / Manga Case Method / Athlete / Media Training |
Outline of Research at the Start |
本研究では、マンガケースメソッド型アスリートメディアトレーニングの開発を目的とする。メディアトレーニングとは、スポーツやアスリートの社会的イメージの向上や、ステークホルダーからの社会的支援獲得のために、メディアへの適切な対応を行うためのトレーニングである。 本教材は、従来の座学やロールプレー型のトレーニングが持つ課題を解決するために、 ①マンガケースメソッド形式により主体的な理解を促せる、②マンガケース教材とクラブ関係者のみで実施できるため低コスト性を担保できる、③マンガケース教材の要素が入れ替え可能なため、複数のパターンを繰り返し実施することができる。 以上の特徴を持つものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
スポーツやアスリートの社会的イメージの向上や、ファン・スポンサー・自治体など様々なステークホルダーからの社会的支援獲得を意図し、メディアへの適切な対応に資するアスリート向けメディアトレーニングを、従来型の座学やロールプレー中心のものではなく、導入が容易で高い学習効果が期待できるマンガケースメソッド型アスリートメディアトレーニングとして開発する。 プロ選手と高校生年代の選手を対象に試合後インタビューの分析を実施し、それぞれの特徴を分析。それぞれのコメントのパターン、使用頻度の多い表現、口癖などが明らかになった。 また、アスリートのメディア対応やスポーツ界における情報発信とアスリートブランドの関連について先行研究の見直しとまとめを行った。メディアを通してアスリートが発信するコメントはアスリート自身や所属チームのイメージ形成に貢献しており、良いイメージも悪いイメージも生成する。また、アスリートへのメディア教育については、近年重要な情報発信ツールとなったSNSに関する研修の効果についての研究は散見されるものの、研研修コンテンツについて焦点を当てた研究は進んでおらず、本研究においてアスリートに高い学習効果が得られる研修プログラム開発を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
一昨年のコロナ禍において対面研修が実勢できなかったことで研究の方法を変更したことが影響している。 メディアガイドラインの見直しが進み、対面イベントや研修が再開されたことを受けて、研修実施やヒアリング調査を再開する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
ケース教材の作成は「専門家へのインタビュー」および「ケース作成」で構成される。 2024年度は、専門家へのインタビューを行い、ケース教材の埋め込み要素整理とケース教材に対する回答の評価指標を作成する。インタビュー相手の専門家としては、プロアスリート・企業アスリート・記者を想定している。インタビューを通して得られた情報を元に、「気づかせたい要素」、「気づかせたい要素間の繋がり」、「学ばせたい知識活用のルーブリック」を作成する。そして、これらを元にケース教材を作成する。「気づかせたい個別の要素」とは、“多様なステークホルダー”、“インタビュー項目”“選手の服装・行動・態度”などの学習者に気づかせたい要素である。それぞれの要素を元に、文章や図などを作成する。 「気づかせたい要素間の繋がり」とは、“多様なステークホルダー感の関係性”“インタビューへの受け答えや選手の服装・行動・態度がどう解釈されえるのか”などの学習者に気づかせたい要素間の繋がりとその解釈である。それぞれの要素を元に部分的なシナリオを作成する。「学ばせたい知識活用のルーブリック」とは、学習者の意思決定(回答)がどの程度、理想とする受け答えとそれに対する理解に近づくことが出来たかの段階的評価表である。このルーブリックを元に全体のシナリオと設問を作成する予定である。
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