Project/Area Number |
22K11543
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
北村 裕美 流通科学大学, 人間社会学部, 准教授 (00360090)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細見 晃司 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 ヘルス・メディカル微生物研究センター, 主任研究員 (00755762)
平 成人 川崎医科大学, 医学部, 教授 (50467734)
宮地 元彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60229870)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 乳癌 / 腸内細菌叢 / 乳がん / 身体活動 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、日本人女性の乳がんの病態に関連する腸内細菌叢の特徴を捉えるとともに、身体活動による乳がん発症予防効果に関連する腸内細菌叢を解明することである。 研究期間内に、乳がん患者、および健常者の糞便中腸内細菌叢を網羅的な解析(メタゲ ノム解析)し、腸内細菌構成比や特徴的な腸内細菌属・種レベルの同定を目指す。宿主の身体活動や食習慣などライフスタイル要因との関連を生命情報解析技術(バイオインフォマティクス)を用いて検証し、乳がん発症予防のための身体活動基準策定に資する知見を提供する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本人女性の乳がん患者と健常者の糞便中腸内細菌叢を菌叢比較解析することによって、日本人乳がん患者における腸内細菌叢のエンテロタイプを捉えるとともに、腸内細菌叢に影響する食生活や身体活動等の宿主の生活環境を解明することである。研究期間内に、乳がん患者、および健常者の糞便中腸内細菌叢を網羅的な解析(メタゲノム解析)し、腸内細菌構成比や特徴的な腸内細菌属・種レベルを探索するとともに、宿主の身体活動や食習慣などライフスタイル要因と腸内細菌叢との関連を生命情報解析技術(バイオインフォマティクス)を用いて検証することを目指している。 2023年度は、2023年1月から開始した乳がん症例の登録を推し進めた。症例登録は川崎医科大学にて実施された。症例登録条件は、①20歳以上の女性、②組織学的に原発性乳がん症例、③初期治療開始前である者であり、このうち、すでに他のがんに罹患した者、過去6か月以内に抗菌剤を使用した者、過去12か月以内にホルモン療法を受けた者などは除外した。 症例登録中、共同研究機関間で密に情報を共有し、質問票や検体の適切な輸送・管理に努めた。また、7月には対面での研究会議を実施し、本研究の進捗状況の確認と今後の進展について議論した。 収集された基本情報、乳がんに関する情報、血液バイオマーカーは、順次データ化を進めた。また、回収された質問票や検体は、分析あるいは保管担当の研究機関に郵送され、現在は適切に保管されている。 2024年3月末時点において、症例登録65例を達成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、2024年3月までに予定症例登録数を確保することができた。 現在は未提出分の質問票や検体の回収と提出された質問票のデータ化、統計解析計画の作成を行っており、順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、腸内細菌叢や質問票の分析をしたのち、統計解析計画に基づき、解析を行う。症例登録された者の属性に基づき、対応する健常者データをデータベース(NIBIOHN Japan Microbiome Database)から抽出し、比較分析に用いる。 得られた研究成果は論文化し、順次公表する予定である。
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