Project/Area Number |
22K11550
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
藤本 浩一 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (10287815)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千足 耕一 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70289817)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 素潜り / 息こらえ潜水 / 心拍変動 / 不整脈 / 中高齢者 |
Outline of Research at the Start |
中高齢者における素潜り活動中の死亡事故は、レジャーとして行う素潜り活動のみならず、職業素潜り者(海女)の操業中においても近年増加している。本研究は、中高齢者の素潜り活動中における死亡事故要因のひとつと考えられる不整脈について、心拍変動特性から検討することを目的とし、陸上安静時の心拍変動特性から、素潜り活動中や活動後の不整脈発現について予見可能な指標などの探索・特定を行う。また、本研究では不整脈について、民生用腕時計型ウェアラブルデバイスを用いて検討することから、中高齢の素潜り活動者が本研究の成果に沿って、自身の素潜り活動中の事故防止対策を実践することも可能となることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は以下5点が主な研究成果として得られた。 ①民生用ウエアラブル心拍間隔測定機器(POLAR社製:Grit X)について、陸上における屋外ランニング等の運動時には、アーチファクトの影響を受けること無く、心拍間隔(inter-beat interval:以下 IBI)を明瞭に計測することが可能であり、また、Grit Xに搭載されているGPS機能と合わせて、被験者の移動速度や航跡図も得ることが可能であることが確認された。②Grit Xを用いて、屋内ダイビングプールにてスキンダイビング中のIBI計測を実施したところ、胸部に装着した心電極とのデータ受信に使用しているBluetooth電波が水中では減衰し、通常、手首に装着しているGrit Xとの通信が途絶えて計測不可能となったことから、胸部心電極から10cm以内にGrit Xを配置する必要があることが明らかとなった。③Grit Xに搭載されているGPS機能が衛星から電波を受信する際、水中計測においてはBluetooth電波と干渉することが判明したことから、水中計測時にはGPS機能をオフにすることによって、明瞭にIBIが測定可能であることが確認された。④Grit Xを用いて、屋内ダイビングプールで得られた知見を元に、海洋におけるスキンダイビング中のIBI計測を実施したところ、水面ではIBI計測が可能であるものの、潜水時のIBIを得ることが不可能であることが確認され、この原因について、いくつかの仮説を立てて解明を試みたものの、本問題点を解決するに至らなかった。⑤Grit Xを用いた、海洋におけるIBI計測は不可能であったことから、同じ実験系を用いて旧バージョンであるV800を用いて計測を行ったところ、海面上もしくは潜水中を問わず、水深5m程度のスキンダイビング活動中におけるIBIを明瞭に計測することが可能であることが確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和4年度は、COVID-19感染拡大の影響を受けてダイビング活動も縮小傾向にあったことから、実験対象としている中高齢者の素潜り活動中の心拍間隔(inter-beat interval:以下 IBI)の計測を実施することが不可能であった。また、本研究にて使用予定であった民生用ウエアラブル心拍間隔測定機器のバージョンアップ(POLAR社製 V800→Grit X)に伴い、Grit Xを用いた海洋における潜水活動中のIBI計測が困難になったことから、本問題の解決のために機器のデータ処理プログラミングから見直しを行ったものの、結局は失敗となった。しかしながら、民生用ウエアラブル心拍間隔測定機器については、旧バージョンであるV800を用いることで海洋における潜水活動中のIBI計測が可能であることが、令和4年度中に確認できた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は、COVID-19の感染拡大ならびに計測機器の再検証の影響を受けて、ほとんど当初予定どおりに進捗できなかったものの、令和5年度はCOVID-19も第5類となり、計測機器の問題も解決したことから、令和4年度に実施予定であった実験参加者を募った実験を実施する。また、実験で使用予定であった民生用ウエアラブル心拍間隔測定機器について、現行製品では計測が不可能であったため、現在、正規には販売されていない旧バージョンである製品が必要となったことから、この製品の中古品等を購入して対応する。
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