Project/Area Number |
22K11580
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Josai University |
Principal Investigator |
石倉 恵介 城西大学, 経営学部, 教授 (90755258)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹越 一博 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40261804)
鍋倉 賢治 筑波大学, 体育系, 教授 (60237584)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | マラソン誘発性筋肉痛 / マラソンの壁 / 衝撃力 / 筋損傷 |
Outline of Research at the Start |
マラソン終盤のペースダウン,いわゆる「マラソンの壁」の要因として,申請者らはマラソン誘発性筋損傷であると仮説を立て検討してきた.その結果,マラソン終盤の失速に筋損傷が関連していることが明かになった.しかしながら,このマラソン誘発性筋損傷の原因は明確ではなく,これまでこの要因として検討してきた中でマラソン中の脚への衝撃力が依然として不明である. 本研究の目的は,マラソン走行中に,ランナーの一歩一歩の着地時の衝撃力とマラソン中のその総和測定し,それらとマラソン誘発性筋損傷との関連性を明らかにすることである.この研究によって,マラソン誘発性筋損傷のメカニズムの解明が期待される.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,マラソン中のランナー個々の一歩一歩に掛かる着地時の衝撃力,マラソ ン走破したときのその総和とマラソン誘発性筋損傷との関連性を明らかにすることである.2023年度,24年度に実際のマラソン大会(つくばマラソン)に参加する方を対象として,マラソン中の衝撃力と血液筋損傷マーカー等を測定する計画である.そこで得られたマラソン中の衝撃力の総和と血液筋損傷マーカーとの関連性を検討する.ヒトを対象とする研究であるため,研究倫理委員会への申請をする必要があった.そこで,22年度では,まず本学において,倫理委員会の審査を受け,研究実施の許可を得た.更に,多機関共同研究に該当することから,共同研究先である筑波大学から研究実施の許可を得た. ランニング中の衝撃力の測定方法の確立するために,当初モーションセンサーを計画していた.モーションセンサーは衝撃力の推定値を算出しているのに対して,インソール型計測器は実際の衝撃力が測定可能であるこから,インソール型計測器を導入することとした.しかしながら,インソール型測定器は,記録を狙うランナーや長時間走行するランナーに装着して走行することが困難であると考えられる.更に,被験者の足のサイズに応じて測定器を準備する必要がある.したがって,マラソンに参加する前にマラソンで想定される速度等で走行してもらった場合の衝撃力を得ておく必要があり,23年度にこれを実施する計画である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マラソン中の衝撃力を測定するためにモーションセンサーを導入する予定であった.しかしながら,モーションセンサーに比べてインソール型荷重計測器の方が,正確に衝撃を測定できると判断した.このことによって,この測定器を使用方法の理解や事前の測定を実施する計画を立案する必要があり,やや遅れているとした.
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Strategy for Future Research Activity |
インソール型荷重計測器は実際の衝撃力が測定可能であるが,記録を狙うランナーや不慣れなインソールを装着して長距離を走行することは被検者への負担が大きい.したがって,マラソン走行前に,マラソンで想定される速度で走行してもらった場合の衝撃力を測定しておく必要がある.12分間走の値からマラソンで想定される速度を推定し,その前後域を含む速度で衝撃を測定することを計画している. インソール型荷重計測器は,シューズ内に挿入することから,足のサイズにあった測定器を使用する必要がある.ある程度の幅で様々なサイズのインソール型荷重計測器を準備する予定であるが,準備するサイズに会わない被検者も想定されることが課題である,
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