Project/Area Number |
22K11584
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
小林 勉 中央大学, 総合政策学部, 教授 (20334873)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | スポーツ / SDGs / ソーシャル・キャピタル / EBPM / スポーツを通じた開発 / 住民参加 / レジリエンス / 仲間意識 |
Outline of Research at the Start |
「地域のレジリエンスをいかに高めるか?」という問題は、従来の災害分野だけでは捉えられない多面的なアプローチを要請しているため、その研究系譜を整理し、体系化することを試みる。またこれまで世界で実施されてきた地域社会のレジリエンスを高めるプロジェクト及びスポーツを通じた社会づくりの動向について把握し、SDGs時代における「スポーツによる社会貢献事例」の世界的動向の特徴や具体的成果を把握する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究におけるこれまでの研究実績の概要は以下の通りである。
①接触仮説からみたスポーツの活用可能性の検討:接触仮説とは、集団間の接触回数を増やせば偏見はなくなるという社会心理学の考え方であるが、その接触仮説が成り立つため条件について整理し、個別指導に比べて行動変容への効果が大きいとされるグループダイナミクスの考え方について検討を行った。具体的には健康教育において論じられてきた「行動変容ステージモデル」や「KAPモデル」のレビューを行い、それらの考え方を用いながら地域のレジリエンスを高める若年層世代へのアプローチへの応用ができないかについての検討を行った。
②「インフルエンサー」から「開発プロデューサー」へ転換する要素の検討:選手自身が啓発者となり、ある種の「インフルエンサー」として機能することは、これまでの開発プロジェクトにおいても見出されたが、達成目標を自ら構想し、現状に向き合いつつ、現地に何が必要かを考え、人を巻き込み、現場で形にできる人材集団に転換させていくにはいかなる要素が求められるのかについて、実際のODAをマネジメントする開発コンサルタントらを交えて検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究における分析視角や今後の連携協力のあり方について、実際のプロジェクト管理を行う担当者らを交えて精力的に議論を重ねることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍の沈静化に伴い、研究対象となる地域において外国人の入国制限が緩和される予定なので現地にてフィールド調査を行う予定である。
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