Project/Area Number |
22K11593
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
西牧 未央 奈良女子大学, 生活環境科学系, 助教 (20757538)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | エストラジオール / 女性アスリート / 急速減量 / 性ホルモン |
Outline of Research at the Start |
体重階級制競技アスリートの多くは、試合前の計量に向けた極度の食事や飲水制限などにより、“急速減量”を男女ともに習慣的に行っている。これまでヒトを対象とした研究により、急速減量が骨格筋量や内分泌応答に及ぼす影響について報告されているが、各臓器におけるタンパク質代謝の挙動については十分に明らかにされていない。さらにほとんどが男性アスリートや雄の実験動物を対象とした研究であり、女性アスリートを対象とした研究が行われていないのが現状である。本研究課題では雌ラットを用いた動物実験により、女性アスリートの急速減量が骨格筋におけるタンパク質代謝応答に及ぼす分子メカニズムを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
レスリングや柔道などの体重階級制競技アスリートの多くは、試合前の計量に向けた極度の食事や飲水制限などにより、7日以内に体重の5%以上の体重を減らす“急速減量”を男女ともに習慣的に行っている。これまでヒトを対象とした研究により、急速減量が骨格筋量や内分泌応答に及ぼす影響について報告されているが、各臓器におけるタンパク質代謝の挙動については十分に明らかにされていない。さらにほとんどが男性アスリートや雄の実験動物を対象とした研究であり、女性アスリートを対象とした研究が行われていないのが現状である。本研究課題では雌ラットを用いた動物実験により、女性アスリートの急速減量が骨格筋におけるタンパク質代謝応答に及ぼす分子メカニズムを明らかにする。本研究の遂行により体重階級制種目の女性アスリートに対する生涯ヘルス・サポートのために有益な知見がもたらされることが期待できる。本研究では、以下の課題に取り組む。なお、いずれの課題においても、骨格筋におけるタンパク質の合成や分解に関与する細胞内シグナル伝達因子を測定し、急速減量による各臓器のタンパク質代謝調節応答のメカニズムの一端を明らかにする。 課題Ⅰ:急速減量がタンパク質代謝応答及び糖代謝機能に与える影響 急速減量による各臓器の組織学的な形態変化を観察し、急速減量による各臓器のタンパク質代謝変化を明らかにする。 課題Ⅱ:急速減量の繰り返しがタンパク質代謝応答に与える影響 実際にヒトへの応用を考慮した際、急速減量は1回だけでなく、毎週末など短期間に繰り返し実施されることが考えられる。そこで、短期間の絶飲食を繰り返し行った場合に糖代謝機能にどう影響を受けるのかについて検討を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究課題Ⅰ・Ⅱの介入を終え、サンプルの分析をすすめているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
血清中の各ホルモン濃度の測定は終わったので、骨格筋からたんぱく質抽出したサンプルをウェスタンブロッティング法によって分析する。その後は、学会発表・論文投稿に向けて予定どおり取り組んでいく。
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