運動動機づけの個性による身体活動支援の新規最適化方略:若年女性における縦断的検討
Project/Area Number |
22K11691
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
松本 裕史 武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 教授 (20413445)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 動機づけ / 自己決定理論 / 運動 / 身体活動 / 若年女性 / 変動性 / 類型化 |
Outline of Research at the Start |
我が国の健康づくり政策において,運動・身体活動の促進は重点課題のひとつである。しかし,若年女性に対して,これまでの施策が十分な成果を挙げているとは言い難い。これまでの身体活動支援は身体活動を開始,継続させることが目的であったが,動機づけの状態は様々であり,一律な支援は必ずしも有効でないことが以前より知られてきた。しかし,運動動機づけの評価法や動機づけの変動性について十分なエビデンスがなく,一人ひとりに最適な支援を行うことは難しかった。本研究から得られる知見により若年女性の身体活動支援の個別最適化を可能にし,大学における身体活動支援の集団から個へのパラダイムシフトを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、若年女性を対象に心理学理論である自己決定理論に基づく運動動機づけの類型化によって動機づけの違いを個性としてとらえ、その個性に応じた身体活動支援の個別最適化を可能にする方法論を確立することである。今年度は、関西圏の女子総合大学に在籍する女子大学生を対象に、運動動機づけと運動行動およびウェルビーイングに関する指標との関連を検討するため、縦断調査を実施した。統計解析は、横断データの分析を進めており、運動動機づけタイプを独立変数、運動行動変容ステージおよびウェルビーイングに関する指標を従属変数とするカイ二乗検定および残差分析を行った。その結果、運動動機づけタイプと運動行動変容ステージおよびウェルビーイングに関する指標との間に有意な偏りが認められた。現在、先行研究の動向をふまえながら、結果の解釈を行っているところである。引き続き、縦断データの解析を慎重に進めながら、動機づけタイプの移行と運動行動との関連を検討していく。 今回の成果は、FEPSAC Congress 2024:European Congress of Sport and Exercise Psychologyにおいて「Motivational profiles and well-being in young Japanese women」のタイトルで発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り、縦断調査を実施できた。しかしながら、サンプルサイズ減少の十分な対策を講じたにも関わらず、当初予定していたサンプルサイズを確保することができなかった。このことは今後の縦断調査を実施する際の大きな教訓となった。3回目の調査でのサンプルサイズ確保に向けて、謝金の支払い方法など工夫が必要な状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
第2回目の調査に協力してくださった対象者への再調査の準備を進めており、信頼性の高い縦断データの取得に向けて議論を進めているところである。3回目の調査は、価値の高いデータとなりうるため、全対象者に協力していただけるような工夫を講じる予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)