体育における知識の獲得及び活用を目的としたXRを用いたICT教材の開発と検証
Project/Area Number |
22K11695
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Sasebo National College of Technology |
Principal Investigator |
大山 泰史 佐世保工業高等専門学校, 基幹教育科, 准教授 (40636924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青柳 領 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (20184054)
八板 昭仁 九州共立大学, 共通教育センター, 非常勤講師 (50270062)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | XR / ICT教材 / 保健体育 / VR / 状況判断 / バスケットボール |
Outline of Research at the Start |
体育における球技の授業では、得られた知識と技能を活用することによって、ゲーム中に適切な状況判断を行うことができるようになることが求められている。本研究では、必要な知識を明確にし、XRを用いたICT教材の開発とその教材を活用した授業方法を構築し、その授業を検証することで「作戦や状況に応じた技能で仲間と連携しゲームを展開する」ために必要な知識の獲得とその知識を活用することで、ゲームパフォーマンスを向上できるようにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、体育における球技(バスケットボール)において必要な知識を明確にし、XRの1つであるVR(ヘッドマウントディスプレイ)を用いたICT教材の開発とその開発した教材を活用した授業方法を構築し、その授業を検証することで「作戦や状況に応じた技能で仲間と連携しゲームを展開する」ために必要な知識の獲得とその知識を活用することによって、ゲームパフォーマンスの向上に繋げることを目的としている。 本年度は、昨年度作成し実施した、バスケットボールにおける「基本的な合わせ場面」に焦点を当てた独自の状況判断能力テストで得られたデータを用いて、以下のような検証を行った。1.指導者のテストデータを用いて、そのテストの構造を調査することや、2.バスケットボールの授業において経験者と未経験者の状況判断能力の比較を行った。これらの調査の結果から、1.作成したテストが認知の問題や予測・意思決定の問題からなる6つの因子から構成されていることや、2.未経験者が授業においては、ボール保持している状態のドライブ時以外の基本的なプレーを理解している必要性が明らかになった。 また、昨年度作成した全方位動画を利用したVRを用いたICT教材のプロトタイプについては、ヘッドマウントディスプレイ自体がバージョンアップされ、それに対応するためにシステムの改修を行った。改修の結果、これまでよりも使用者への負担が軽減されると考えられ、次年度では、その検証も行っていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度、作成したVRを用いたICT教材のプロトタイプが、使用するヘッドマウントディスプレイのバージョンアップに伴い不具合が生じた。その不具合を解消するためのシステム改修に時間を要したため、本来昨年度実践予定だった、ICT教材を用いてのデータ収集ができず研究がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、改修したICT教材を活用して状況判断能力テストを実施し、データを収集するとともに、図を用いたものや2次元の映像を用いた状況判断能力テストとの比較を行う予定である。また、作成したICT教材のプロトタイプを実際の教育現場で活用できるものへとしていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)