Project/Area Number |
22K11750
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
渡邉 由芙香 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (80802868)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
能川 和浩 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (00612194)
高見 美幸 千葉大学, 大学院医学研究院, 技術職員 (70571355)
諏訪園 靖 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90302546)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 事故発生 / 健康状態 / 健康診断 / ストレスチェック / 労働環境 / 事故発生リスク / ストレス / 身体健康度 / 運輸業 |
Outline of Research at the Start |
事業用トラックによる2020年の死亡事故は207件と報告されており、新型コロナウィルスの流行で運輸業の需要が更に高まってくることを考えると、必然的に事故の発生数の増加が予想される。 本研究により、身体面と精神面の両側面からみた健康状態をデータベース化し、どの状態にある従業員が事故を起こしやすいか解明すれば、リスクが軽減に向けたアプローチで重大な事故を未然に防ぐことが可能となる。本研究を通じて、身体的状態や精神的状態と事故とは関連があるのか、また、関連性があるのであれば、どのような健康状態が事故発生につながるのかを明らかにしたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、将来の大規模追跡調査を計画する為の研究として、運輸業に勤務する約1000人の労働者を対象に、9年間の縦断的調査を実施し、健康診断の各種検査値や血液検査などの結果とストレスチェックの結果が業務中の事故発生に与える影響を検討することを目的としている。また、健康状態と事故発生の因果関係が判明した際には、高リスク者に対してどのような医療的介入がより有効であるかも検証していく。 対象企業の選定は済んでおり、ストレスチェックを実施した2016年度から2021年度までの健康診断の各種検査値のデータおよびストレスチェックの結果の整理を行い、データベース化までは終了している。この追跡期間中の事故発生状況について調べ、データベース化したものと結合し、追跡した対象者に関して労働環境の因子を含めて、事故発生状況との関連を調査中である。 収集したデータから健康状態と事故発生との因果関係があるかどうかを見極め、事故を起こしやすいとされる高リスク者のピックアップへとつなげていきたい。また、高リスク者のピックアップが可能となった場合、どのような介入方法を行えば、実際の事故防止につながるかも検証も行っていきたいと考えている。高リスク者の選定、医療的介入方法の確立が可能となれば、その適応は運輸業だけでなく、労働災害の多い建設業や製造業などの一つのミスで大きな事故につながりやすい業種にも広がり、将来的な無事故化へとつなげていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベース化に関しては順調に進行しているが、高リスク者への医療的介入方法に関してマニュアル化できないため、やや苦渋している。
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Strategy for Future Research Activity |
2021-2022年度に実施した、健康診断結果、問診情報、ストレスチェック結果ならびに、追跡期間中の事故発生状況について、産業医と看護師、保健師により抽出して整理し、作成したデータベースに結合する。
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