Pathogenic mechanisms of slowly progressive insulin-dependent (type 1) diabetes mellitus
Project/Area Number |
22K11779
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
|
Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
服部 秀美 宮崎大学, 農学部, 教授 (80508549)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 1型糖尿病 / 耐糖能異常 / 果糖ぶどう糖 / 壮年期 / インスリン / 緩徐進行1型糖尿病 / 膵臓 / 糖代謝 / アミノ酸代謝 |
Outline of Research at the Start |
糖尿病は、患者数の割合が多い2型糖尿病に注目されがちであるが、1型糖尿病も患者数は決して少なくない。1型糖尿病の原因の約90%が自己免疫性で残り10%が特発性であり、分かっていないことは多い。その中でも、緩徐進行1型糖尿病は30歳以降に発症することが多く、明らかな発症要因は不明である。そこで本研究では、緩徐進行1型糖尿病発症の新規メカニズムを糖代謝とアミノ酸代謝の観点から解明することを目的し、発症の予防・治療に繋げる。
|
Outline of Annual Research Achievements |
1型糖尿病は、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞の破壊・脱落によるインスリン分泌機能の低下によって生じる。その原因の約90%が自己免疫性によるもので、残りの10%が特発性であり分かっていないことは多い。緩徐進行1型糖尿病は、劇症1型糖尿病などとは異なり徐々にインスリン分泌が低下する。また、30歳以降に発症することが多く、明らかな発症要因は同定されていない。申請者は、緩徐進行1型糖尿病の発症が食生活に起因するのではないかと考えている。 申請者は、若齢マウスを使用して、摂取エネルギー量を制限させ、かつ果糖ぶどう糖液糖水(HFCS)を過剰摂取させることによる糖尿病モデルマウスの作製を確立している。本年度は、ヒトの壮年期に該当する週令のオス及びメスのマウスを用いて、申請者の確立した方法で1型糖尿病発症モデルマウス作製の確立を検討した。耐糖能異常を調べるために経口グルコース負荷試験、インスリン負荷試験を行った。それらの試験後に解剖を行い、膵臓、肝臓、皮下・内臓脂肪組織の質量を測定し、血液生化学検査を行った。さらに膵臓組織の組織標本を作製し、膵臓のランゲルハンス島の形態変化について調べた。 その結果、オスマウスでは、体重や皮下・内臓脂肪組織の質量は増加しないにもかかわらず、耐糖能障害を発症した。しかし、その要因がインスリン抵抗性の可能性が高く、非肥満型2型糖尿病モデルマウスであると考えられた。メスマウスは個体差が大きく検討中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
メスマウスの耐糖能異常について個体差が大きく、この原因の検討に時間を要した。
|
Strategy for Future Research Activity |
メスマウスの耐糖能の個体差にはエストロゲンが影響しているのではないかと考え、4-vinylcyclohexene diepoxideの使用、あるいは卵巣摘出術による閉経モデルマウスを作製し、検討を行う。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)