加齢に伴う食事摂取と栄養・健康状態の変化:国民健康・栄養調査の出生コホート分析
Project/Area Number |
22K11820
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | National Institute of Public Health |
Principal Investigator |
石川 みどり 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (90412874)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
逸見 治 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (40617453)
横山 徹爾 国立保健医療科学院, その他部局等, 部長 (70282770)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 国民健康・栄養調査 / 出生コホート分析 / 健康情報 / 栄養素等・食品摂取量 / 加齢 / 食事摂取 / 栄養・健康状態 |
Outline of Research at the Start |
わが国では、成人期から高齢期の円滑な支援を行う為に食事摂取、栄養・健康状態の加齢に伴う変化と関連要因を研究する重要性が高まっている。これまでの研究から、成人期に食事パターンが習慣化され、加齢に伴い栄養状態、健康状態に影響する、かつ世代によりその状況が異なることが推察された。このような加齢に伴う変化を調べる研究方法として、集団に対する横断調査を長期間経年的に繰り返し、加齢・世代・時代の各効果に分けて分析する出生コホート分析がある。そこで本研究では、加齢に伴う食事摂取と栄養・健康状態の変化及びそれらの関連について、国民健康・栄養調査及び健康情報を活用した出生コホート分析により明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
わが国では、成人期から高齢期の円滑な支援を行う為に食事摂取、栄養・健康状態の加齢に伴う変化と関連要因を研究する重要性が高まっている。これまでの研究から、成人期に摂取する食事内容が習慣化され、加齢に伴い栄養状態、健康状態に影響する、かつ世代によりその状況が異なることが推察された。このような加齢に伴う変化を調べる研究方法として、集団に対する横断調査を長期間経年的に繰り返し、加齢・世代・時代の各効果に分けて分析する出生コホート分析がある。そこで本研究では、加齢に伴う食事摂取と栄養・健康状態の変化及びそれらの関連について、国民栄養調査、国民健康・栄養調査(以下、国調)、及び、公的統計データの健康情報を活用した出生コホート分析等により明らかにすることを目的としている。令和5年度は、国調データを入手し、本研究の為のデータベースを作成した後、2001年時に20・30・40・50・60歳代の世代別に、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物摂取量の加齢による経年推移を検討した。その結果、エネルギー、たんぱく質、脂質は2001年から減少傾向にあったが、途中から増加に転じていたことが確認された。そこで、栄養素等摂取量の変化の要因について、食事型別の栄養素摂取量から検討している。さらに、主要な死因(総死亡、悪性新生物、心疾患(高血圧除く)、脳血管疾患)を対象とし、1999年から2021年の間の死因別死亡数(人口動態特殊報告)と人口(人口推計等)のデータを入手し、各年の全国と都道府県の年齢調整死亡率を算出(2015年モデル人口を基準とした直接法)し、その平均年変化率(AAPC)を都道府県で確認した。男女とも死亡率が有意に大きく低下していた自治体の中では、比較的人口の多い自治体が多かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国調データを入手し、本研究の為のデータベースを作成することができ、世代別に、エネルギー・栄養素摂取量の加齢による経年変化、および、栄養素等摂取量の変化の要因について食事型別の栄養素摂取量から検討を進めている。また、主要な死因を対象とし、1999年から2021年の間の死因別死亡数と人口のデータを入手し、各年の全国と都道府県の年齢調整死亡率を算出し、その平均年変化率(AAPC)を都道府県で確認した。その結果を、国内学会において発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度に引き続き、栄養素等摂取量の加齢による変化の要因を食事型別の栄養素摂取量の経年変化から検討する、さらに、食事摂取量の経年変化と主要な死因別死亡との関連の検討を予定している。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)